「モテるでしょう?」「稼いでいるんじゃない?」──。人からいきなり答えにくい質問を投げかけられて、困惑した経験はないだろうか。肯定しても否定しても嫌な空気が残る、難しい質問に対して、どうスマートに返答すべきか。そこで、結婚や子供のことなど答えにくい質問について、業界屈指の“切り返しの達人”6人に回答例を聞いてみた。
【お題】「あなた、結婚しないの?(あるいは「再婚しないの?」)」
【賢人の回答例】
「夫以上の人はいないの。もう子供も産まないでしょ(笑い)」(エッセイスト・作家の海老名香葉子さん)
「こればっかりはご縁だから。いいご縁があればいいんですけれどね」(コミュニケーションアドバイザー・森優子さん)
「ムリに結婚して、不幸になるのも、ちょっとね……」(コメンテーター・コラムニスト河崎環さん)
「いい人がいたら紹介してください(こう言って頭を下げます。それで紹介してくれた人は1人しかいなかったけど)」(ライター歴43年のオバ記者こと野原広子さん)
【アドバイス】結婚について聞く“おせっかい”には課題を与える
「結婚してこそ一人前、結婚こそが幸せと思い込み、その価値観を押し付けてくる人は多いです。そういった考え方をベースに、詮索好きでおせっかいな人が、軽い気持ちでこの質問を投げかけてきます。言い返し方のポイントとしては、“紹介してください”など、相手に結婚相手を紹介しなくてはいけなくなるなどの、面倒な課題を背負わせるのがいいでしょう。相手も“ヤブヘビだった”と反省するはず」(河崎さん)