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米大統領選後のNY株沸騰の裏にヘッジファンドの戦術転換

「ショートポジション拡大の限界に来た時点で、内部で議論があった。トランプの政策リスクを考えれば、運用リスク管理上の事情でロング(買い)に転じるのは危険という意見がある一方、上院・下院で共和党が多数を占めた結果と選挙直後の議会との融和を意図するトランプの勝利スピーチを考慮すると、法人および個人の減税など政策の実現可能性が高まってきており、トランプ政権のポジティブな面にも注目すべきだという意見が出てきたのだ。その結論として短期的な戦術転換を決めた」

 こうしたヘッジファンドの戦術転換は功を奏し、その後、NYダウは連続で終値ベースの史上最高値を更新するなど、米国株とドルは上昇を続けた。

※マネーポスト2017年新春号

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