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累進配当を続ける日本版「配当貴族」期待の特選銘柄 三菱UFJ、伊藤忠から世界トップシェアの“独自技術企業”まで

日本版「配当貴族」と期待できる銘柄は?(イメージ)

日本版「配当貴族」と期待できる銘柄は?(イメージ)

 投資の世界では、長期間にわたって毎年配当を増やす企業を「配当貴族」と呼ぶ。そうした企業の株式を保有し続けることで配当金収入を増やし、その収入を再び投資へ。そうして雪だるま式に資産を増やす“配当貴族生活”を送るために、買うべき銘柄はどれか。

「累進配当」とは

〈日本株、複利効果の光明 累進配当、長期投資呼ぶ〉

 8月28日付の日本経済新聞には、こんな見出しが躍った。保有する株の配当金を再投資して「複利効果」を高めることを狙った長期マネーが株式市場に流入している──といった内容だ。

 今、日本企業では配当などで株主に報いる「株主還元」の動きが強まっている。グローバルリンクアドバイザーズ代表の戸松信博氏が言う。

「これまで日本企業は利益が拡大しても株主還元をあまりせず内部留保を溜め続けてきたが、今年に入ってから増配や自社株買いなどの株主還元策を打ち出す企業が増えています。そうした株主還元策を評価する海外の機関投資家の注目も高まっています」

 とりわけ注目されるのが冒頭の日経の記事にもあった「累進配当」だ。馴染みがない表現と思う人もいるかもしれないが、「配当」が「累進」していく、つまりは長年にわたって配当金の水準を維持、または増額していく企業側の取り組みを指す。

 マーケットバンク代表の岡山憲史氏が説明する。

「累進配当は長期的な観点で株主の利益を追求する企業にとって最適な配当政策とされます。投資家にとってはリスクが少なく、配当金の増加による収益性の向上が最大のメリット。長期的には企業の成長と株価上昇につながる可能性があり、持続可能なリターンが期待できる」

 投資家にとっては、配当が減らないという安心感があるから、受け取った配当金を再投資に回すことで「複利効果」を狙える。複利とは運用で得た収益を当初の元本にプラスして再び投資すること。これにより、利益が利益を生み、雪だるま式に資産が増えていく仕組みだ。

 例えば「配当利回り」5%の企業に投資して、毎年の配当を再投資していくと、株価に大きな変動がなくても約14年で投資額は2倍に増える。“株価が2倍になる銘柄”を探すよりも、簡単でリスクが抑えられる理想的な投資法とされているのだ。

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