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《東洋の魔女》「あまりにも人生がスムーズなんです」1964東京五輪バレーボール金メダリスト千葉勝美さんから“鬼の大松”大松博文監督の指導への感謝

1964年の東京五輪で金メダルを獲得した「東洋の魔女」は監督・大松博文さんに導かれた(左から磯辺サタさん、松村好子さん、谷口絹子さん、松村勝美さん)

1964年の東京五輪で金メダルを獲得した「東洋の魔女」は監督・大松博文さんに導かれた(左から磯辺サタさん、松村好子さん、谷口絹子さん、松村勝美さん)

 年に数回、練習を早めに切り上げて、みんなで映画に行って大松監督が食事をごちそうしてくれるのが唯一の楽しみでした。

 あれから半世紀以上経ったいま、スポーツの指導法は様変わりし、いまではあんなに過酷な練習は考えられないと思いますが、師弟関係の根底に信頼が必要なのはいつの時代も変わらないはず。

 私たちと監督の間には確固たる信頼関係がありました。私たちに手を上げたことは一度もなかったし、何より、誰よりも一生懸命だった。監督がよく色紙に書いていた『為せば成る』という教えは、私の人生につながっています」

【プロフィール】
千葉勝美(ちば・かつみ)/1944年大阪府生まれ。中学2年生からバレーボールを始め1964年東京五輪では金メダル、1972年ミュンヘン五輪では主将として銀メダルを獲得。

※女性セブン2024年4月11日号

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