丸型メーターの下に横一列に“トグルスイッチ”などを並べたスイッチ類。操作性の良さもあるが、このレイアウトもオールド・ミニ以来受け継がれてきた「良きデザイン」だ
たっぷりとしたサイズのシートの出来の良さも注目ポイント。座面も背もたれも体をしっかりと、ゆとりを持ってサポートしてくれる
3人掛けのリアシート。左右のゆとりが確保されていて大人2人掛けならロングドライブでも疲労を抑えることができる
5人乗車時の荷室容量は300リッターで床の奥行きも600mmある。4人分の荷物を積んで一泊旅行ぐらいなら対応可能
リアシートの背もたれを前方に倒せばスクエアな荷室が出現。途中に段差はあるものの最大1,005リッターで、その奥行きは1,180mm。2人乗車ならほとんど不足を感じることはない
フロントシートの中央に装備されたセンターコンソール。さすがに容量はタップとあるわけではないがデザイン性がよく、MINIならではセンスの良さを感じさせてくれる部分だ
純正オプションのハーマンカードンシステムではツィーターなどが追加され、音質がさらに良くなる
【MINI ACEMAN ES】
車両本体価格:556万円~(税込み)
全長×全幅×全高=4,080×1,755×1,515mm
ホイールベース:2,605mm
最小回転半径:5.3m
最低地上高:142mm
車両重量:1,740kg
駆動方式:前輪駆動
モーター:交流同期電動機
最高出力:160kW(218PS)/7,000rpm
最大トルク:330N・m/50~4,500rpm
一充電走行距離:414km(WLTCモード)
【プロフィール】
佐藤篤司(さとう・あつし)/男性週刊誌、男性週刊誌、ライフスタイル誌、夕刊紙など一般誌を中心に、2輪から4輪まで“いかに乗り物のある生活を楽しむか”をテーマに、多くの情報を発信・提案を行う自動車ライター。著書「クルマ界歴史の証人」(講談社刊)。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。