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FiscoNews

【注目トピックス 市況・概況】欧米為替見通し:ドル・円は弱含みか、日米為替是正の観測と米格下げの影響で

*17:45JST 欧米為替見通し:ドル・円は弱含みか、日米為替是正の観測と米格下げの影響で
21日の欧米外為市場では、ドル・円は弱含む展開を予想したい。日米財務相会談を控え、下押し圧力が続く見通し。米信用格付け引き下げの影響も根強く、ドルは買いづらい。また、中東情勢の緊張でリスク回避的な円買いも警戒される。

前日は具体的な材料が乏しいなか、米信用格付け引き下げや米中交渉進展の期待後退の影響が意識された。米10年債利回りの上昇は限定的でドル買いは続かず、ユーロ・ドルは1.1220ドル台から1.1280ドル台に浮上、ドル・円は145円に接近しながら144円半ばに失速した。本日アジア市場でイスラエルがイラン核施設への攻撃を準備中との報道を受け、円買い先行。日米財務相会談を控えドル売り・円買いも継続し、ドル・円は144円を割り込んだ。

この後の海外市場は重要イベントは予定されておらず、財政赤字拡大の思惑から長期金利の先高観を背景にドルは下げづらい。半面、足元の経済指標は弱さが目立ち、連邦準備制度理事会(FRB)の追加利下げへの思惑も根強く、ドルの上昇は限定的となりそうだ。「悪い金利高」との見方ならドル売り地合いが強まるだろう。一方、日米財務相会談を控えドル高・円安是正の観測が高まる。中東情勢の緊張で地政学リスクが警戒され、ドル・円には下押し圧力が見込まれる。

【今日の欧米市場の予定】
・17:00 南ア・4月消費者物価指数(予想:前年比+2.7%、3月:+2.7%)

<AK>

fisco

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