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FiscoNews

【オープニングコメント】200日線水準での押し目待ち狙い

*08:39JST 200日線水準での押し目待ち狙い
 10日の日本株市場は、買い一巡後はこう着ながらも底堅さが意識される相場展開になりそうだ。9日の米国市場は、NYダウが1ドル安、ナスダックは61ポイント高だった。米中通商協議が再開され、協議進展への期待から買いが先行した。NY連銀が発表したインフレ期待率の低下で、米長期金利が低下したことも材料視された。ただし、米中協議は10日も行われることもあり、内容を見極めたいとする様子見姿勢が強まった。シカゴ日経225先物は大阪比115円高の38225円。円相場は1ドル=144円60銭台で推移している。

 日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや買い先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時38330円まで買われる場面もみられた。38000円を上回っての推移が続いており、同水準での下値の堅さが意識されるなか、売り方の買い戻しを誘う動きが入りやすいだろう。昨日の日経平均株価はマドを空けての上昇で200日線を突破し、終日38000円を上回っての値動きだった。
前日の上昇に対する利益確定の動きもありそうだが、200日線水準での押し目待ち狙いの買い意欲は強そうだ。

 米国ではアップルの下げがNYダウの重荷になった。年次開発者会議を開いたが、サプライズ感はなかったようだ。もっとも、半導体株の一角が買われており、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への手掛かり材料になろう。アドバンテスト<
6857>は足もとでリバウンド基調を強めてきており、米中協議の結果を見極めたいところではあるが、売り方にとっては買い戻しておきたいところである。

 物色としては半導体株のリバウンドを意識した押し目狙いのスタンスのほか、ロシア軍は8日夜から9日未明にかけて、479機の無人機と20発のミサイルでウクライナを攻撃したと報じられており、防衛関連には断続的な買いが入りやすいだろう。日経平均株価は買い一巡後はこう着感が強まりそうだが、高値圏での底堅さがみられるようだと、個人主体による中小型株への物色が活発になろう。

<AK>

fisco

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