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【注目トピックス 日本株】株式会社ケイファーマ×著名投資家はっしゃん氏対談動画文字起こし(11)

*15:11JST 株式会社ケイファーマ×著名投資家はっしゃん氏対談動画文字起こし(11)
ケイファーマ<4896>

その他の疾患に関しても、各疾患ごとに市場規模を試算しています。特に、難聴は約1,200万人、アルツハイマー型認知症は約400万人の患者がいるとされ、非常に大きな市場が広がっています。私が以前所属していた企業では、長年にわたりこの分野に取り組んでいました。当時も感じていたのは、アルツハイマー病への対応も重要である一方で、希少性の高い神経疾患に苦しむ患者にも光を当てる必要があるということでした。ALSや脊髄損傷といった疾患への挑戦、再生医療による治療法の確立といった現在の取り組みは、こうした問題意識が原点にあります。

●はっしゃん
近年では、大手製薬企業がアルツハイマー病の治療薬で承認を取得し、NHKなどのメディアでも大きく取り上げられましたので、社会的な関心も高まっていると思います。当社は、まさにそのような環境に身を置きながら、ALSや脊髄損傷の分野で最先端の再生医療を追求し、独自の道を歩んできたのが原点ということですね?

■ケイファーマ 福島様
はい、おっしゃる通りです。アルツハイマー病に関しては、現在グローバルで約200件の臨床が進行しており、何百もの企業が競争を繰り広げています。その中で、当社のようなバイオベンチャーが正面から立ち向かうのは簡単ではありません。だからこそ、私たちは異なるアプローチ、すなわち「難病」から切り込む戦略で、ユニークなポジションを築こうと考えています。

再生医療の研究においては、次世代型のiPS細胞にも取り組んでいます。これは、iPS細胞に特定の遺伝子を導入することで、再生能力が強化されるというもので、当社では「第2世代のiPS細胞」と呼んでいます。こうした技術が確立すれば、慢性期の患者に対してもより高い治療効果が期待できると考えています。

また、大阪医療センターでともに研究を進めてきた金村先生との共同プロジェクトも進行中です。金村先生は長年、脳梗塞を対象にマウス、ラット、さらには霊長類での実験を重ねてきた実績があり、まもなく臨床試験に入る段階にあります。当社はこの取り組みにも参画し、慢性期の脳梗塞に対する再生医療の確立を目指して、開発を進めています。

その他、脳出血や外傷性脳損傷といった疾患についても、将来的な市場の広がりを見込んでいます。たとえば、再生医療製品が承認された際には、1回の治療にかかる薬価が日本国内でおおよそ1,500万円程度とされており、これが保険適用される前提で単純に患者数にかけ合わせると、非常に大きな市場規模が想定されます。

株式会社ケイファーマ×著名投資家はっしゃん氏対談動画文字起こし(12)に続く

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