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FiscoNews

【オープニングコメント】ハイテク主導で4万円突破を見極め

*08:58JST ハイテク主導で4万円突破を見極め
 10日の日本株市場は、やや買い優勢の相場展開になりそうだ。9日の米国市場はNYダウが217ドル高、ナスダックは192ポイント高だった。トランプ米大統領が新たに設定した相互関税の一時停止期間の期限を巡り、「延長は認めない」としていたが柔軟な姿勢も示したため安心感につながった。エヌビディアの上昇が支援材料となり、終日堅調に推移。10年債入札結果や米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受けて長期金利が低下したことも支援材料になった。シカゴ日経225先物は大阪比125円高の39925円。円相場は1ドル=146円20銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや買い先行で始まることになりそうだ。米国市場ではエヌビディアが最高値を更新するなか、東エレク<8035>やアドバンテスト<6857>、レーザーテック<6920>など指数インパクトの大きい値がさハイテク株への資金流入が意識されやすいだろう。ただし、日経225先物はナイトセッションで一時39950円まで上昇する場面もみられたが、4万円の大台接近では上値を抑えられる形だった。

 ハイテク主導の展開ながら、先物の上値の重さが意識されるようだと、大台接近では戻り待ち狙いの売りが入りやすいだろう。昨日の日経平均株価は39500円台まで売られる場面もみられたが、その後の切り返しでボリンジャーバンドの+1σ(39770円)を上回って終えていた。積極的な上値追いは手控えられそうだが、+1σ水準での押し目待ち狙いの買い意欲は強そうだ。

 トランプ関税を巡る報道には引き続き振らされやすいだろうが、新たな期限である8月1日までは売り方も仕掛けにくいと考えられる。来週にもベッセント米財務長官が大阪・関西万博の米国ナショナルデーに合わせて日本を訪問すると報じられており、通商交渉が行われるかを見極めたいところであろう。物色としてはハイテク株主導のなかで、AI関連などへの広がりが期待される。

<AK>

fisco

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