最大のリスクは台湾情勢
長期的に見れば、世界の半導体市場は今後も成長が期待されるが、最大のリスクとして頭に入れておきたいのが台湾情勢だという。
「世界最先端の半導体製造が集中する台湾の政治情勢は、常に市場に大きな影響を与える不安定要素といえます。想像したくはないのですが、台湾有事が現実となれば、世界の半導体供給網に与える打撃は取り返しがつかないほど深刻なものになります」
AI需要好調という大きな追い風を受けながらも、シリコンサイクルの変調や地政学リスクが絡み合う現在の半導体市場。投資を検討する際は、特に慎重なアプローチが必要になるかもしれない。現在、約60銘柄に投資しているちょる子さんは、ポートフォリオの中で半導体銘柄をどう位置付けているのか。関連記事『【初公開】資産2億円超の“子育てママ億り人”ちょる子さんの最新保有銘柄リスト 高配当株だけで総額1.3億円、売却益狙いで1.5億円分保有する半導体銘柄も』では、ちょる子さん保有の全銘柄の上位20銘柄(金額ベース)を公開、解説している。
※取材日(6月20日)時点の情報
【プロフィール】
ちょる子さん/大手企業の営業職やマーケティングなどを経て、企業の価値向上をサポートするPR支援事業で独立。仕事と子育ての傍ら、高配当銘柄、優待銘柄、日経先物、個別株のデイトレードなど、マルチな投資スタイルで2024年1月に資産2億円超えを果たした個人投資家。X(旧Twitter)アカウント:@kabu_st0ck
取材・文/小野雅彦