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投資

「のんびり投資」を実践する元証券アナリスト・さかえだいくこさんが銘柄選定の極意を教える その企業の「前向きな将来像」「そこに至るストーリー」が大事と説く

軟調相場でも心穏やかでいられる

 ここまでデータに基づいたものでなくても、自分のなかでその企業に一定の明るい未来像と、そこに至るまでのストーリーを思い描けるかどうかを重視してください。それができない会社は、長期の投資には向いていないと考えています。意識していろいろな会社を見てみれば、こうした前向きな将来像とストーリーを描ける会社はたくさんあります。長い時間をかければ大化けするような銘柄を、宝探しをするような感覚でまずは探してみましょう。それが、銘柄選びの第一歩だと私は思います。

 ショーボンドホールディングスの5年チャートを確認しておきましょう。5年で見ると、TOPIXに負けています。しかし、この銘柄の値動きはTOPIXとは逆の動きをする傾向があり、マーケット全体が軟調なときに相対的に強い動きをすることが多いです。不況が関係ない業種だからだろう、と考えています。このような銘柄を持っていると、軟調相場でも心穏やかでいられます。

TOPIXと逆の動きをするショーボンドホールディングスのチャート。マーケットが軟調な時に強い動きをする

TOPIXと逆の動きをするショーボンドホールディングスのチャート。マーケットが軟調な時に強い動きをする

※さかえだいくこ・著『2倍株・3倍株がぽこぽこ生まれる のんびり日本株投資』を元に一部抜粋して再構成

 関連記事『【FIRE達成の元証券アナリストが厳選した4銘柄】長く持ち続けられる銘柄を選ぶポイントとNGな考え方を解説 新興国需要、生成AI需要、親子上場解消に着目』では、さかえださんが最新の日本株注目銘柄とのんびり投資で「してはならないこと」を解説している。

【プロフィール】
さかえだいくこ/大学常勤講師。日本FP協会認定CFP。日本証券アナリスト協会認定証券アナリスト。21歳で証券会社に口座を開設して以来、証券アナリストだった時代を除いて投資を続け、投資家歴は30年超。システムエンジニア15年、証券アナリスト7年半、地方公務員5年半を経験し、49歳でFIREを達成。しかし、50歳目前で、某企業の研究員として週休3日の会社員に復帰。その後、北東北の大学で非常勤講師としてキャリア教育にも従事し、53歳で常勤講師となる。

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