*12:02JST 米国株見通し:底堅い値動きか、好決算に期待継続
(11時30分現在)
S&P500先物 6,347.75(+3.00)
ナスダック100先物 23,348.50(+6.50)
米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は46ドル高。米長期金利は失速し、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。
21日の主要3指数はまちまち。終盤の失速もナスダックは6日続伸で最高値を更新、S&Pは反発、続落のダウは19ドル安の44323ドルで取引を終えた。金融セクターを皮切りに好スタートの目立つ決算を背景に、全般的に買い先行。ただ、この日発表された景気先行指標は予想外に低調な内容となり、買いを弱める要因に。また、トランプ政権の高関税政策に対する欧州連合(EU)の報復が警戒されるなか、長期金利の反発で売りも緩やかに広がった。
本日は底堅い値動きか。欧米の通商摩擦が懸念されるなか、利益確定や持ち高調整の売りが出やすい。政治圧力を受ける連邦準備制度理事会(FRB)議長が緩和的な金融政策に慎重なスタンスを維持する見通しで、買いは入りづらい。ただ、主力企業の好業績が続けば相場を支えそうだ。本日はレイセオン・テクノロジーズやロッキード・マーティンといった防衛関連のほか、明日のアルファベットやアイビーエム、テスラを控えハイテク関連も物色対象となるだろう。
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