*09:31JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は反発、通貨レアル高の進行がブラジル株の支援材料
【ブラジル】ボベスパ指数 135368.27 +0.99%
23日のブラジル株式市場は反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1332.55ポイント高(+0.99%)の135368.27で引けた。日中の取引レンジは133,676.27-135,782.00となった。
売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。通貨レアル高の進行がブラジル株の支援材料。また、米日の通商合意や米中通商交渉の進展期待なども好感された。ほかに、海外株の上昇を受け、ブラジル株にも買いが広がった。一方、原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かりとなった。
【ロシア】MOEX指数 2841.16 +0.55%
23日のロシア株式市場は小幅続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比15.55ポイント高(+0.55%)の2841.16となった。日中の取引レンジは2,829.25-2,849.80となった。
買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。海外市場の上昇が支援材料となり、ロシア株にも買いが広がった。また、米日の通商合意や米中通商協議の進展期待なども好感された。一方、指数の上値は重い。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まったほか、原油価格の下落が足かせとなった。
【インド】SENSEX指数 82726.64 +0.66%
23日のインドSENSEX指数は反発。前日比539.83ポイント高(+0.66%)の82726.64、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同159.00ポイント高(+0.63%)の25219.90で取引を終えた。
買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。米中通商協議の進展期待が輸出伸びの加速観測を高めた。また、主要なアジア市場が大幅高で推移しており、インド株も買いは広がった。ほかに、米印や英印の通商交渉が順調に前進しているとの報道が好感された。
【中国】上海総合指数 3582.30 +0.01%
23日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比0.44ポイント高(+0.01%)の3582.30ポイントと小幅ながら5日続伸した。2022年1月以来、約3年半ぶりの高値水準を切り上げている。
前日までの好地合いを継ぐ流れ。中国の政策に対する期待感が続いているほか、米中通商協議の進展期待も支えだ。ベッセント米財務長官は22日、スウェーデン・ストックホルムで中国側と来週会談し、8月12日に期限を迎える関税停止措置の延長について話し合う可能性に言及している。また、トランプ米大統領は22日、中国の習近平・国家主席から中国への招待を受けているとし、それほど遠くない未来に訪問する予定だと述べた。米政権はこのところ、中国に対しては柔軟な対応をみせている。一方、中国当局は22日、米デュポンへの独禁法違反調査を一時停止すると発表。貿易協議を前に対話環境の整備を図ったとの見方だ。ただ、上値は限定的。このところの上昇で、売り圧力の高まりも意識されている。指数は引けにかけて上げ幅を縮小させた。
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