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FiscoNews

【注目トピックス 市況・概況】前場に注目すべき3つのポイント~AI関連に対する物色意欲は強そう~

*08:55JST 前場に注目すべき3つのポイント~AI関連に対する物色意欲は強そう~
25日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■AI関連に対する物色意欲は強そう
■キヤノン、2Q営業利益 8.0%増 2143億円
■前場の注目材料:中外製薬、東京・浮間に新研究棟、中分子薬・バイオ薬製法開発

■AI関連に対する物色意欲は強そう

25日の日本株市場は、急騰による過熱感が警戒されるなか、やや利食い優勢の相場展開になりそうだ。24日の米国市場はNYダウが316ドル安、ナスダックは37ポイント高だった。IBMなど主要企業の決算が嫌気され、NYダウを押し下げる形になった。一方で、エヌビディアなど半導体株が買われ、ナスダックは連日で最高値を更新している。シカゴ日経225先物は大阪比265円安の41605円。円相場は1ドル=147円10銭台で推移している。

シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや利食い先行で始まることになりそうだ。日経平均株価は前日の上昇で一時42000円台を回復しており、昨年7月につけた最高値に迫るなかで先高期待が高まる一方、急ピッチの上昇で短期的には過熱感が警戒されやすく、利益確定の売りが入りやすいだろう。

ただし、あくまでも過熱を冷ます調整として、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうだ。また、週末要因から積極的な売買は手控えられやすいだろうが、週末にも米国と主要な貿易相手国との関税交渉が進む可能性もあると考えられ、売り仕掛け的な動きは入りにくいだろう。日経平均株価はボリンジャーバンドの+3σに到達したことで上値追いは慎重になるだろうが、+2σ水準での底堅さを見極めることになりそうだ。

一方で、米国ではIBMなどが決算を受けて売られており、主要企業の決算の影響を受けやすくなる。国内でも今後決算発表が本格化するため、個別の業績内容を見極めながらの相場展開になりそうである。なお、昨夕決算を発表したところでは、アーバネット<3242>、富士通ゼ<6755>、ナガセ<9733>が注目される。

そのほか、トランプ米大統領は人工知能(AI)に関する新たな政策計画の大統領令に署名したことで、ソフトバンクG<9984>などAI関連に対する物色意欲は強そうだ。

■キヤノン、2Q営業利益 8.0%増 2143億円

キヤノン<7751>が発表した2025年12月期第2四半期の連結業績は、売上高が前年同期比2%増の2兆1985億6700万円、営業利益は同8%増の2143億800万円だった。第1四半期の販売が高い水準にあったこともあり、2007年以来の過去最高売上を記録した。

■前場の注目材料

・日経平均株価は上昇(41826.34、+655.02)
・ナスダック総合指数は上昇(21057.96、+37.94)
・SOX指数は上昇(5644.37、+6.58)
・為替相場は円安・ドル高(147.10-20)
・米原油先物相場は上昇(66.03、+0.78)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請

・ブイ・テクノロジー<7717>中間基板向け検査器開発、ラピダスに供給
・中外製薬<4519>東京・浮間に新研究棟、中分子薬・バイオ薬製法開発
・ユニプレス<5949>新分野で稼ぐ、空調・建機など開拓
・AeroEdge<7409>科学技術振興機構とタービンブレード量産技術めど、新合金開発
・NEC<6701>東京科学大学と、仮想空間で医療関連データ流通
・三菱製鋼<5632>印でスタビライザー生産2倍、成長市場に攻勢
・レンゴー<3941>伊社を買収、重量物向け包装資材増強
・eBASE<3835>容器包装管理を一元化、機能と環境の両立支援
・JX金属<5016>半導体薄膜形成材の供給で経産省計画に認定
・日本郵船<9101>再使用型ロケット洋上回収、遠隔運用システム開発
・JR西日本<9021>高度DX人材400人育成、システム内製化拡大
・大東建託<1878>現場監督業務にAI活用、28年めど20%効率化
・J-オイルミルズ<2613>日本植物油協会などと、油脂物流未来推進会議を発足
・小野薬品工業<4528>「オプジーボ」、韓で肝がん治療の追加承認取得

☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:30 7月東京都区部消費者物価コア指数(予想:前年比+3.0%、6月:+3.1%)

<海外>
・特になし

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