1週間で編み出したビジネスモデル
前出の関氏によれば、岡田氏は半年ほどかけて考案した別のビジネスでの独立を考えていたという。だが、いざ形にしようとした段階で「これはうまくいかない」と感じ、すべてを白紙に戻す。そしてたった1週間でたどり着いたのが、現在の英語コーチングというビジネスモデルだった。関氏が言う。
「このモデルの最大の特徴は、英語の知識そのものを教えるのではなく、『学習を継続する意思をどう支援するか』という点にあります」
受講者に寄り添い、継続の習慣化を重視する仕組みこそが、プログリットの核だという。
「そういう意味では、英語コーチングというビジネスモデルに、特段のこだわりがあるわけではなさそうです。AI(人工知能)が日常生活に入ってくると、AIが同時通訳をやるようになる。そうなったら英語コーチングの需要もなくなるかもしれないが、それならそれで仕方がない。英語がダメになったとしても、どんな産業にも課題があり、その問題解決をすることでビジネス化できると考えているようです」(関氏)
この発想こそ、成功する若手起業家に共通する“攻めの精神”なのかもしれない。
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