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FiscoNews

【注目トピックス 日本株】京葉瓦斯 Research Memo(7):2025年12月期はエネルギーがけん引し、大幅増益を予想

*13:07JST 京葉瓦斯 Research Memo(7):2025年12月期はエネルギーがけん引し、大幅増益を予想
■京葉瓦斯<9539>の今後の見通し

2025年12月期業績見通しについて、同社は売上高118,900百万円(前期比2.8%増)、営業利益2,400百万円(同79.2%増)、経常利益3,100百万円(同36.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益2,100百万円(同29.4%増)と見込んでいる。2024年12月期は電力小売事業の環境が厳しかったが、2025年12月期は電力小売事業が回復し大幅増益をけん引する見込みとしている。

売上高は、ガスと電気のセット販売を推進することで、増収を見込む。利益面では、家庭用ガス販売量及び電力小売販売量の増加、電力小売事業における調達コストの減少などにより収支が改善し、大幅増益を予想している。セグメント別では、エネルギーで全体の増収増益をけん引する計画である。家庭用ガスは同社の供給エリア内の住宅増加を背景に、着実に新規顧客獲得を目指す。工業用ではCO2排出削減に貢献する天然ガスの優位性を訴求し、積極的な営業を展開する。商業用は、一時的な要因が解消され、平常化する見込みである。併せて、電気の顧客の増加を図る。再生可能エネルギーへの取り組みとしては、蓄電池や太陽光発電への投資を強化する方針である。ライフサービスは、顧客接点の多さを活用して「まるごとサポート」や「クラシモ」などを積極的に展開する。リアルエステートでは、「リーフシティ市川」にある賃貸マンションが2025年5月に竣工し入居が開始したが、償却費などのコストが先行する見込みとなっている。

■株主還元策

2025年12月期は1株当たり22.0円配を予定

同社は、ガス事業を中心とする公共性の高い業種であることから、安定的な経営基盤の確保と将来の経営環境の変化への対応に必要な自己資本の維持に努めている。株主還元については、業績や財務状況、株主資本配当率(DOE)などを総合的に勘案しながら、累進配当を目指すことを基本方針としている。

この方針に基づき、2024年12月期の1株当たり配当金※については、21.7円(中間配当金10.0円、期末配当金11.7円)となった。2025年12月期については、1株当たり22.0円(中間配当金11.0円、期末配当金11.0円)を予定している。

※ 2025年1月1日付で実施した普通株式1株につき3株の株式分割を反映し、遡及修正済み。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)

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