*15:32JST 極東貿易---拠点集約に伴う持分法適用関連会社2社の解散および清算
極東貿易<8093>は25日開催の取締役会において、同社の持分法適用関連会社である藤倉化成塗料(天津)有限公司(以下、「藤倉化成天津」)および藤倉化成(佛山)塗料有限公司(以下、「藤倉化成佛山」)を解散することに同意した。
同社は中国において、藤倉化成<4620>及び上海華誼精細化工有限公司との合弁会社である藤倉化成天津、藤倉化成佛山及び上海藤倉化成塗料有限公司(以下、「藤倉化成上海」)の3社と、同社100%出資の極東貿易(上海)有限公司にて、現地の日系自動車向け塗料を中心に事業を展開してきた。しかし、コロナ禍以降のEV車の急速な普及等、中国市場環境の変化により日系自動車メーカーの需要が減速したことで、事業の見直し、合理化が必要な状況となった。合弁出資3社で慎重に協議を重ねた結果、藤倉化成天津及び藤倉化成佛山を解散・清算し、藤倉化成上海に経営資源を集約するとの判断に至った。
集約後の藤倉化成上海において天津と佛山に支店(分公司)を設け、藤倉化成天津及び藤倉化成佛山の既存顧客に対して、これまでと同様の供給体制を維持する。また、新規顧客の開拓及び受注機会の拡大に向けた取り組みを強化し、更なる収益性の向上に努める。
藤倉化成天津は2026年4月以降に清算手続きを開始し、2026年度中の会社清算結了を予定している。藤倉化成佛山は2026年7月以降に清算手続きを開始し、2027年度中の会社清算結了を予定している。
今回の件が同社の2026年3月期当社連結業績に与える影響は精査中。今後開示すべき事項が生じた場合には、速やかに発表するとしている。
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