閉じる ×
閉じるボタン
有料会員限定機能の「クリップ」で
お気に入りの記事を保存できます。
クリップした記事は「マイページ」に
一覧で表示されます。
マネーポストWEBプレミアムに
ご登録済みの方はこちら
小学館IDをお持ちでない方はこちら
FiscoNews

【注目トピックス 日本株】MRK:今期は利益がV字回復以上で株価は2倍化も、特別株主優待も実施

*09:18JST MRK:今期は利益がV字回復以上で株価は2倍化も、特別株主優待も実施
MRKホールディングス<9980>は婦人下着及びその関連事業が主力。体型補整の婦人下着、ボディケア化粧品等を直営店(主力のMARUKOは全国に205店舗)、ECサイトで販売している。マタニティ及びベビー関連事業、婚礼・宴会関連事業等もてがける。構造改革を進め、今期は利益がV字回復以上となる見込み。中期経営計画は今後となろうが、まずは0.61倍のPBRが1倍へ是正される動きが想定される。

2025年3月期は、売上高が前期比8.0%増の21,152百万円、営業利益が同28.4%減の395百万円となった。RIZAPグループへの参画後における最高売上高を達成、中長期的な成長基盤構築のための先行投資により営業利益は一時的に減益となったものの、成長に向けた改革が進んでいる。

婦人下着及びその関連事業は、売上高が前期比7.2%増の18,481百万円、セグメント利益が10.6%減の683百万円となった。教育研修を充実し販売社員の生産性が向上したこと、一人当たりの年間平均購入金額が増加に転じて新規来店予約数も継続的に伸びていること、販売チャネルのDX化推進によるEC売上増などから、補整下着、美容関連商品の売上が好調に推移した一方、人員拡充と顧客基盤の強化のための先行投資を実施したことが減益となっている。

マタニティ及びベビー関連事業は、売上高が前期比6.1%増の1,241百万円、セグメント損失が61百万円(前期は77百万円の赤字)となった。過去最少の出生数を記録する中、「助産院監修シリーズ」などターゲット顧客層のニーズを深堀りした商品展開が寄与、黒字化へ向けて順調に推移している。

婚礼・宴会関連事業は、売上高が前期比53.1%増の876百万円、セグメント損失が179百万円(前期は127百万円の赤字)となった。法人宴会の取り込みが順調に推移した一方、新施設『グランフェスタ博多』(福岡市、2024年7月グランドオープン)において、オープンに向けた設備改修と従業員の確保、認知度向上のための投資が先行した。また、自社ポイント利用率の増加による契約負債の追加計上、売掛債権の一部に対する貸倒引当金の計上、自社割賦債権の時価評価に伴う一部売上の繰延、新規事業売上収益を営業外収入としての計上、一部店舗の固定資産の減損損失を特別損失に計上なども実施している。

2026年3月期は、売上高で前期比3.1%増の21,800百万円、営業利益で同153.0%増の1,000百万円が見込まれている。マタニティ及びベビー関連事業、婚礼・宴会関連事業の黒字化に加え、主力の婦人下着及びその関連事業も引き続き伸びる見込みだ。

定額配当(利回り1.19%)に加え、5月には連結子会社であるMISEL 株式会社の組織再編による婚礼・宴会関連事業及び美容関連事業のそれぞれを専業とする子会社2社の設立を記念し、両事業を理解してもらうことを目的として、商品・サービスを割引価格にてご利用いただける特別株主優待の実施も発表した。特別株主優待券(3,000 円~6,000 円相当分の割引)が付与される。株主優待利回りは30~70%程度と極めて高い。

<HM>

fisco

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。