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FiscoNews

【注目トピックス 市況・概況】注目銘柄ダイジェスト(前場):エムスリー、シスメックス、栗田工など

*12:11JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):エムスリー、シスメックス、栗田工など
資生堂<4911>:2627円(+230円)
大幅反発。前日に上半期の決算を発表、コア営業利益は234億円で前年同期比21.3%増となっている。第1四半期が同27.2%減であったことから、想定以上の収益改善と評価されているようだ。費用の期ずれに加えて、構造改革効果などによるコスト削減が寄与する形に。会社計画も80億円程度上振れる着地であったようだ。通期計画の365億円、前期比0.4%増は据え置きだが、業績警戒感も先行していたとみられ、ポジティブな反応が優勢に。

JMDC<4483>:4584円(+622円)
大幅反発。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は15.5億円で前年同期比48.8%増となり、13億円程度であった市場予想を上振れて着地している。インダストリー向け売上が極めて好調に推移しているもよう。成長領域の進展によって、今後の収益成長期待もあらためて高まる展開のようだ。通期予想の115億円、前期比31.9%増は据え置きだが、コンセンサスは市場予想並みであり、第1四半期の上振れが素直に好感される状況へ。

エムスリー<2413>:2210円(+399円)
大幅反発。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は198億円で前年同期比17.0%増となり、会社計画を30億円強上回る水準であったもよう。製薬マーケや医療現場DXが堅調な推移であったほか、海外事業の収益も想定以上に順調だったもよう。通期計画の700億円、前期比11.2%増は据え置いているものの、警戒感も先行していた中、業績上振れの可能性が高まったことをポジティブに捉える動きが優勢。

栗田工<6370>:5013円(-964円)
大幅反落。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は88億円で前年同期比1.9%増となっている。据え置きの通期予想は535億円で前期比71.1%増であり、低い進捗率がネガティブ視される状況のようだ。第1四半期受注高は980億円で前年同期比1.2%減、精密洗浄が引き続き弱含んでいるもよう。株価は比較的高値圏で推移しており、業績未達懸念の高まりをマイナス視する形に。

シスメックス<6869>:2065円(-429.5円)
大幅反落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は106億円で前年同期比36.5%減となり、上半期予想は従来の445億円から360億円、同19.1%減に下方修正している。中国における市場環境の悪化に加えて、基幹システム切り替えによる受注制限や償却費増、海外棚卸資産見直しの影響などが下振れの主因に。通期予想の915億円、前期比4.5%増は据え置いているものの、達成ハードルは高まったとの見方が優勢に。

エイチエムコム<265A>:1482円(+300円)
ストップ高。6日の取引終了後に、生成AIによる対話型AIエージェント「Terry2」を正式リリースしたことを発表し、好材料視されている。Terry2は、従来の対話型音声AIボット「Terry」の設計思想を継承しつつ、生成AIによる柔軟な対話生成、実務レベルのタスク実行、AIと人のシームレスな連携を実現。企業の電話対応や業務受付の現場において、AIエージェントの本格的な社会実装を推進するとしている。

ACSL<6232>:1077円(-210円)
急落。25年12月期業績予想の下方修正を発表、売上高を51.10億円から31.50億円(38.4%減)、経常損益を1.80億円の黒字から一転14.00億円の赤字に転落する見通しとし、これを嫌気した売りが先行している。今年度から本格的に着手した地方自治体向け事業は需要が見込まれるものの案件進行に想定以上の時間を要していることや、今期に入金予定だった一部の補助金収入が翌期に繰り越される見込みであることなどが要因。また、元代表取締役による不正事案の発生に伴う特別損失を計上した。

ブルーイノベ<5597>:2690円(-210円)
反落。東京証券取引所が7日から同社株の信用取引による新規の売付け・買付けに係る委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)にすると発表したことを受け、これを嫌気した売りが優勢となっている。また、日本証券金融も増担保金徴収措置の実施を発表し、同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分の貸借担保金率を50%(うち現金担保分20%)にするとしている。

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