*12:34JST ダイナパック---2Q増収・営業利益2ケタ増、包装材関連事業の利益が好調を維持
ダイナパック<3947>は7日、2025年12月期第2四半期(25年1月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比6.4%増の315.94億円、営業利益が同79.8%増の14.17億円、経常利益が同27.2%増の18.00億円、親会社株主に帰属する中間純利益が同22.9%減の17.63億円となった。
包装材関連事業の売上高は前年同期比6.3%増の332.55億円、セグメント利益(営業利益)は同109.2%増の15.38億円となった。同社グループの国内事業は販売数量が前年を上回ったことに加え、価格改定に取組んだ効果もあり増収となった。販売数量は青果物分野で天候不順による作柄不良の影響を受けたものの、その他の需要分野では概ね前年の販売数量を上回る結果となり、前年比101.3%となった。収益においては、生産数量の増加による増益効果に加え、人件費、運搬費および諸資材の価格高騰に対応するために進めた生産性改善と製品価格の改定効果が、これら経費の上昇を上回り増益となった。また、海外事業はベトナムを中心とした販売の回復にVietnam TKT Plastic Packaging Joint Stock Companyの買収効果が加わり増収となった。
不動産賃貸事業の売上高は同10.4%増の1.99億円、セグメント利益(営業利益)は同11.6%増の1.66億円となった。
2025年12月期通期については、売上高が前期比5.5%増の660.00億円、営業利益が同69.2%増の29.00億円、経常利益が同37.8%増の34.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同2.8%減の29.00億円とする5月12日に上方修正した連結業績予想を据え置いている。
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