*13:33JST 英ポンド週間見通し:下げ渋りか、日英金利差を意識
■堅調推移、英中銀による追加利下げ観測は後退
今週のポンド・円は堅調推移。英中央銀行は8月7日、政策金利を4%に引き下げると発表したが、1回目の投票で3通りに分裂したことから、再投票が実施された。再投票の結果も5対4の僅差で利下げが決まったことから、追加利下げ観測は後退し、リスク選好的なポンド買い・米ドル売りが優勢となった。この影響でポンド・円の取引でもポンド買い・円売りの取引が増えた。取引レンジ:195円04銭-198円83銭。
■下げ渋りか、日英金利差を意識
来週のポンド・円は下げ渋りか。英中央銀行による追加利下げは予想通りだが、利下げは僅差で決定され、タカ派寄りの判断だった。一方、日本銀行の利上げ時期は依然として不透明。日英金利差が意識されそうだ。日本の財政懸念は消えていないこともポンド・円相場をサポートしそうだ。
○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・14日:4-6月期国内総生産(1-3月期:前年比+1.3%)
予想レンジ:197円00銭-200円00銭
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