*13:30JST ユーロ週間見通し:伸び悩みか、ECB利下げ休止観測もドル・円にらみ
■米ロ首脳会談への期待でユーロは底堅い動きを保つ
今週のユーロ・ドルは強含み。米国の9月利下げ観測が強まり、米国とユーロ圏の金利差縮小を想定したユーロ買い・米ドル売りが再度活発となった。米長期金利の下げ渋りを意識してユーロ買いはやや一服したが、週後半にかけて米ロ首脳会談の開催が期待されたことから、リスク回避のユーロ売り・米ドル買いは抑制された。取引レンジ:1.1528ドル-1.1699ドル。
■底堅い値動きか、欧米中銀の金利差にらみユーロ買いも
来週のユーロ・ドルは底堅い値動きか。予想外に悪化した米雇用統計を受け米9月利下げ観測が急速に高まり、ユーロ選好地合いが続く。米国のインフレや消費に関する指標で緩和的な政策への思惑が広がれば、その流れはさらに強まりそうだ。
予想レンジ:1.1500ドル-1.1800ドル
■強含み、米国とユーロ圏の金利差縮小を想定したユーロ買い
今週のユーロ・円は強含み。米国の9月利下げ観測が強まり、米国とユーロ圏の金利差縮小を想定したユーロ買い・米ドル売りが再度活発となったことが影響したようだ。米長期金利の下げ渋りを意識してユーロ買いはやや一服したが、週後半にかけて米ロ首脳会談の開催が期待されたことから、リスク回避のユーロ売り・円買いは抑制された。取引レンジ:169円82銭-172円34銭。
■伸び悩みか、ECB利下げ休止観測もドル・円にらみ
来週のユーロ・円は伸び悩みか。ユーロ圏経済指標は強弱まちまちだが、改善もみられ、欧州中央銀行(ECB)の利下げ休止への思惑からユーロ買いに振れやすい。ユーロ・ドルがドル売り継続で押し上げられた場合はユーロ・円も連動しよう。一方、相関性が高いドル・円が弱含む展開となった場合、ユーロ・円の下押し圧力にもなりうる。
○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・14日:4-6月期域内総生産改定値(速報値:前年比+1.4%)
予想レンジ:169円50銭-173円50銭
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