*05:36JST NY株式:NYダウは200ドル安、CPI待ち
米国株式市場は反落。ダウ平均は200.52ドル安の43975.09ドル、ナスダックは64.61ポイント安の21385.41で取引を終了した。
主要経済指標の発表なく調整が強まり、寄り付き後、まちまち。対中関税休戦期限や今週予定されているトランプ大統領とプ―チン大統領の会談を控え終日、調整が続いた。ナスダックは利下げ期待に金利安を好感し、堅調に推移も終盤にかけ再び下落。終盤にかけ、対中関税休戦期限の延長が報じられたが想定内と見られ、消費者物価指数(CPI)を警戒した手仕舞い売り圧力が強まり相場は一段安となり終了した。セクター別では自動車・自動車部品が上昇した一方、テクノロジー・ハード機器が下落。
クラウドサービスを提供するコアウィーブ(CRWV)はアナリストの目標株価引き上げで上昇。化粧品メーカーのELF(ELF)はアナリストが株価が過小評価されているとの分析で投資判断を引き上げ、上昇した。半導体のインテル(INTC)は最高経営責任者(CEO)が中国政府や企業との強い関係で利益相反と辞任を同氏に要求していたトランプ大統領と会談するとの報道が好感され、上昇。
同業のマイクロン・テクノロジー(MU)はAIチップ需要が強く価格改善を理由に6-8月期の売上高と利益見通しを引き上げ上昇。大麻などを扱うティルレイ・ブランズ(TLRY)はトランプ政権が大麻の規制緩和を検討しているとの報道で、買われた。半導体のエヌビディア(NVDA)やアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は中国への人工知能(AI)半導体販売による収入の15%を政府に支払うことで合意したとの報道で小幅安。
トランプ大統領は会見で、ロシアのプーチン大統領との会談が建設的なものになるだろうと楽観的見解を示した。
(Horiko Capital Management LLC)
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