閉じる ×
閉じるボタン
有料会員限定機能の「クリップ」で
お気に入りの記事を保存できます。
クリップした記事は「マイページ」に
一覧で表示されます。
マネーポストWEBプレミアムに
ご登録済みの方はこちら
小学館IDをお持ちでない方はこちら
FiscoNews

【注目トピックス 市況・概況】11日の米国市場ダイジェスト:NYダウは200ドル安、CPI待ち

*07:51JST 11日の米国市場ダイジェスト:NYダウは200ドル安、CPI待ち
■NY株式:NYダウは200ドル安、CPI待ち

米国株式市場は反落。ダウ平均は200.52ドル安の43975.09ドル、ナスダックは64.61ポイント安の21385.41で取引を終了した。

主要経済指標の発表なく調整が強まり、寄り付き後、まちまち。対中関税休戦期限や今週予定されているトランプ大統領とプ―チン大統領の会談を控え終日、調整が続いた。ナスダックは利下げ期待に金利安を好感し、堅調に推移も終盤にかけ再び下落。終盤にかけ、対中関税休戦期限の延長が報じられたが想定内と見られ、消費者物価指数(CPI)を警戒した手仕舞い売り圧力が強まり相場は一段安となり終了した。セクター別では自動車・自動車部品が上昇した一方、テクノロジー・ハード機器が下落。

クラウドサービスを提供するコアウィーブ(CRWV)はアナリストの目標株価引き上げで上昇。化粧品メーカーのELF(ELF)はアナリストが株価が過小評価されているとの分析で投資判断を引き上げ、上昇した。半導体のインテル(INTC)は最高経営責任者(CEO)が中国政府や企業との強い関係で利益相反と辞任を同氏に要求していたトランプ大統領と会談するとの報道が好感され、上昇。

同業のマイクロン・テクノロジー(MU)はAIチップ需要が強く価格改善を理由に6-8月期の売上高と利益見通しを引き上げ上昇。大麻などを扱うティルレイ・ブランズ(TLRY)はトランプ政権が大麻の規制緩和を検討しているとの報道で、買われた。半導体のエヌビディア(NVDA)やアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は中国への人工知能(AI)半導体販売による収入の15%を政府に支払うことで合意したとの報道で小幅安。

トランプ大統領は会見で、ロシアのプーチン大統領との会談が建設的なものになるだろうと楽観的見解を示した。

(Horiko Capital Management LLC)

■NY為替:米CPIを警戒、ドル・円は148円台

11日のニューヨーク外為市場でドル・円は147円78銭へ弱まったのち、148円25銭まで上昇し、148円12銭で引けた。米消費者物価指数(CPI)の発表を控え、ドルの買戻しが優勢となった。

ユーロ・ドルは1.1630ドルから1.1590ドルまで下落し、1.1617ドルで引けた。ユーロ・円は171円55銭まで下落後、172円11銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3400ドルへ下落後、1.3437ドルまで下落した。英の国内総生産(GDP)成長減速予想で、中銀の利下げペース鈍化観測を受けたポンド売りが継続。ドル・スイスは0.8107フランから0.8132フランまで上昇。低調な成長懸念にフラン売りが優勢となった。

■NY原油:小幅高で63.96ドル、供給超過を警戒した売りは一巡

NY原油先物9月限は小幅高(NYMEX原油9月限終値:63.96 ↑0.08)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は、前営業日比+0.08ドル(+0.13%)の63.96ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは63.02ドル-64.44ドル。供給超過を警戒した売りは一巡し、米国市場の中盤にかけて64.44ドルまで戻した。通常取引終了後の時間外取引では買い戻しが入り、主に64ドル台前半で推移した。

■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC)  46.16ドル   +0.15ドル(+0.32%)
モルガン・スタンレー(MS) 143.88ドル  +0.70ドル(+0.48%)
ゴールドマン・サックス(GS)719.24ドル  -2.03ドル(-0.28%)
インテル(INTC)        20.65ドル   +0.70ドル(+3.50%)
アップル(AAPL)        227.18ドル  -2.17ドル(-0.94%)
アルファベット(GOOG)    201.63ドル  -0.46ドル(-0.22%)
メタ(META)           765.87ドル  -3.43ドル(-0.44%)
キャタピラー(CAT)      408.54ドル  -7.98ドル(-1.91%)
アルコア(AA)         29.33ドル   -0.84ドル(-2.78%)
ウォルマート(WMT)      103.93ドル  +0.20ドル(+0.19%)

<ST>

fisco

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。