[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;42098.32;+277.84TOPIX;3038.35;+14.14
[寄り付き概況]
12日の日経平均は277.84円高の42098.32円と5日続伸して取引を開始した。東京市場が3連休中の前週末8日の米国株式市場で、ダウ平均は206.97ドル高、ナスダックは207.32pt高。年内の利下げ期待や米ロ首脳会談期待が株価支援要因となった。昨日11日のダウ平均は200.52ドル安の43975.09ドル、ナスダックは64.62pt安の21385.40。米中関税停止期限や今週予定されている米ロ首脳会談を控え調整色を強めた。
終盤にかけ、対中関税停止期限の延長が報じられたが想定内と見られた一方、消費者物価指数(CPI)を警戒した手仕舞い売りが重しとなった。
今日の東京株式市場は買いが先行した。東京市場が3連休中の米株式市場でダウ平均が2営業日通算で0.01%上昇、ナスダック総合指数が同じく通算で0.67%上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、外為市場で1ドル=148円10銭台と、先週末8日15時30分頃と比べ80銭ほど円安・ドル高に振れたことが東京市場で輸出株などの株価を支える要因となった。さらに、主要企業の4-6月期決算発表が続いており、好業績・好決算銘柄への物色意欲が引き続き株価下支え要因との期待感もあった。一方、日経平均は先週末までの4日続伸で1500円を超す上げとなったことから、短期的な利益確定売りや戻り待ちの売りが出やすかった。また、米国で今晩、7月の消費者物価指数(CPI)が発表されることから、これを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。
セクター別では、鉱業、銀行業、非鉄金属、証券商品先物、電気・ガス業などが値上がり率上位、鉄鋼、パルプ・紙、陸運業、水産・農林業、精密機器などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、サイバー<4751>、INPEX<1605>、東洋建<1890>、ソフトバンクG<9984>、アドバンテスト<6857>、フジクラ
<5803>、メルカリ<4385>、レーザーテック<6920>、三菱重<7011>、SBI<8473>、古河電工<5801>、東電力HD<9501>、みずほ<8411>、三菱UFJ<8306>、ファーストリテ<9983>などが上昇。他方、任天堂<7974>、SMC<6273>、NEC<6701>、ゆうちょ銀行<7182>、日本製鉄<5401>などが下落している。
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