*18:14JST 日経平均は大幅続伸、1年1カ月ぶりに最高値更新
前日11日の米国株式市場は反落。米中貿易政策の不透明感や、12日に発表予定の7月消費者物価指数(CPI)を控えた調整が広がったためとの見方が強い。また米ドルが対主要通貨でドル高基調に推移し、一部輸出企業・グローバル企業の株価にネガティブに作用し、指数を押し下げた。米株式市場の動向を横目に、12日の日経平均は続伸して取引を開始した。寄り付き直後から幅広い銘柄に買いが入り、年初来高値を上抜けて1年1カ月ぶりに最高値更新した。米中の貿易協議進展への期待や、海外短期筋の先物買いなどが支えとなった。
大引けの日経平均は前日比897.69円高の42,718.17円となった。東証プライム市場の売買高は27億8177万株、売買代金は6兆8640億円だった。業種別では、鉱業、銀行業、情報・通信業などが値上がり率上位、その他製品、石油・石炭、パルプ・紙などが値下がり率上位となっている。東証プライム市場の値上がり銘柄は59.4%、対して値下がり銘柄は36.9%となっている。
個別では、アドバンテス<6857>、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、KDDI<9433>、コナミG<9766>、フジクラ<5803>、バンナムHD<7832>、リクルートHD<6098>、日東電<6988>、TDK<6762>、レーザーテク<6920>、ファナック<6954>、トヨタ<7203>、ディスコ<6146>などが上昇。
一方、オリンパス<7733>、TOPPAN<7911>、任天堂<7974>、NXHD<9147>、花王<4452>、味の素<2802>、ニトリHD<9843>、協和キリン<4151>、7&iHD<3382>、SMC<6273>、出光興産<5019>、NEC<6701>などが下落。
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