*15:30JST Lib Work---25年6月期増収・2ケタ増益、売上高・営業利益・経常利益は過去最高を更新
Lib Work<1431>は12日、2025年6月期連結決算を発表した。売上高は前期比3.7%増の160.04億円、営業利益は同68.1%増の8.33億円、経常利益は同42.9%増の8.54億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同27.6%増の4.94億円となった。売上高は5年連続の増収となり、営業利益・経常利益とともに過去最高を達成した。
同社は今後ゆるやかに進む戸建て縮小市場への対策や顧客価値観の変化を見据え、戸建プラットフォーマーとしての事業拡大を進めている。この縮小市場となる戸建住宅市場において「マイホームロボ」と「IPライセンス」については、同業者において劇的な生産性向上と強い差別化として評価され、その加盟店獲得も堅調に推移した。またあらたな異業種コラボレーションとして、再春館製薬所との提携により、今までにない魅力ある住まいが完成した。異業種コラボであればこそ成立する独自の世界観とクオリティは強い差別化と顧客層の拡大に繋がるほか、高付加価値商品として粗利拡大にも貢献するとしている。さらに3Dプリンター住宅事業では、国内初となる土を主原料とした約100平方メートルの本格的なモデルハウス「Lib Earth House modelB」が完成した。並行してカナダのMaket Technologies社と提携し、生成AIを活用したプラン作成に着手したことで、今後同社は設計から施工までAI技術を活用した世界初の完全自動住宅建設(フルオートビルド)の実現を目指していくとしている。住宅資材や人件費等の原価上昇は継続しているものの、子会社である幸の国木材工業との垂直統合型SPAモデルのシナジー効果が出始め、また建売事業においても完成在庫の販売促進と適正粗利が確保された新基準の仕入れパッケージが開始されたこと、さらにプラットフォーム事業におけるサブスク型の安定かつ高粗利収益の積み上げが利益貢献に繋がった。
2026年6月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比12.5%増の180.00億円、営業利益が同20.0%増の10.00億円、経常利益が同19.3%増の10.20億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同13.2%増の5.60億円を見込んでいる。
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