*07:40JST 今日の為替市場ポイント:米インフレ持続を警戒してドルは底堅い動きを保つ可能性
14日のドル・円は、東京市場では147円42銭から146円21銭まで下落。欧米市場では146円42銭から147円96銭まで反発し、147円76銭で取引終了。本日15日のドル・円は主に147円台で推移か。米インフレ持続を警戒してドルは底堅い動きを保つ可能性がある。
米労働省が8月14日発表した7月生産者物価指数(PPI)は、前月比+0.9%、前年同月比+3.3%と市場予想を上回った。この結果を受けて9月に0.5ポイントの利下げが実施される可能性は低下した。米国の関税措置は今後数カ月でインフレを押し上げるとの見方が広がった。関税引き上げの影響は8月以降、さらに強まる可能性があると予想されており、米金融当局が利下げを積極的に進めるためには雇用情勢の悪化や個人消費の減退など、相応の材料が必要となりそうだ。
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