*06:58JST アドバンスクリエイト---3Qは前年同期比減収となるも、営業収益は着実に改善
アドバンスクリエイト<8798>は13日、2025年9月期第3四半期(24年10月-25年6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比29.3%減の44.27億円、営業損失が11.48億円(前年同期は3.18億円の損失)、経常損失が13.35億円(同3.59億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失が18.80億円(同9.02億円の損失)となった。なお、四半期ごとの売上高は第1四半期及び第2四半期から着実に増加しており、四半期ごとの営業損失も大きく改善している。同社は、売上高の増加と費用の抑制によって早期の営業黒字化を目指すとしている。
保険代理店事業の売上高は32.48億円(前年同期比26.2%減)、営業損失は12.80億円(前年同期は8.41億円の損失)となった。PV計算における変動対価の精緻化によりPVが減少したこと、アポイント獲得数が伸び悩み新規面談数に影響が出たことで、特に協業での実績が低迷したこと等により、減収減益となった。
ASP事業の売上高は2.23億円(前年同期比0.5%増)、営業利益は0.86億円(前年同期比0.6%増)となった。乗合保険代理店等へのACPの新規販売(アバターや「アバトレ」等)が堅調に推移したことにより、増収増益となった。
メディア事業の売上高は3.01億円(前年同期比77.7%減)、営業利益は0.37億円(前年同期比86.9%減)となった。保険選びサイト「保険市場(ほけんいちば)」への広告出稿が伸び悩んだことにより、減収減益となった。
メディアレップ事業の売上高は3.23億円(前年同期比40.8%減)、営業損失は0.69億円(前年同期は0.17億円の利益)となった。前年同期に比べて受注が伸び悩んだ。
再保険事業の売上高は7.65億円(前年同期比13.2%減)、営業利益は0.47億円(前年同期比53.6%減)となった。再保険の取引量が減少したことにより、減収減益となった。
なお、同社グループは当第3四半期連結会計期間末において67.83億円の債務超過であり、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在している。
2025年9月期通期の連結業績予想について、売上高は前期比14.1%減の67.50億円、営業損失は5.60億円、経常損失は8.40億円、親会社株主に帰属する当期純損失14.30億円とする7月2日発表の修正予想を据え置いている。
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