*15:27JST 米国株見通し:伸び悩みか、金融政策に不透明感
(15時00分現在)
S&P500先物 6,477.50(+6.00)
ナスダック100先物 23,843.25(+39.25)
米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は27ドル安。米金利は低水準に沈み、本日の米株式市場は売り買い交錯となりそうだ。
15日の主要3指数はまちまち。ナスダックは続落、S&P500は小反落、ダウは小反発となり34ドル高の44,946ドルで引けた。この日発表された小売売上高は予想と一致したほか、前回分が大きく上方修正された。ただ、米ロ首脳会談を見極めるムードが広がり、買い後退。トランプ政権が半導体の関税を引き上げるとの見方も、買いを抑えた。一方、著名投資家の医療保険大手ユナイテッドヘルス・グループ株保有が話題になり、相場を支えた。
本日は伸び悩みか。前週末の小売売上高は底堅い内容となり、減速懸念を和らげた。同時に連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ期待を後退させ、積極的な買いは入りづらい。半導体の関税引き上げが改めて材料視されれば、主力ハイテク買いは限定的。一方、米ロ首脳会談を終えウクライナ戦争終結はやや遠のき、エネルギー価格が上昇基調に振れれば、関連セクターが選好される。ただ、ジャクソンホール会合を控え、金融政策の不透明感で上昇は抑制されよう。
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