*12:13JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):カネミツ、トビラシステムズ、FRONTEOなど
西松屋チェ<7545>:2201円(-45円)
大幅続落。前日大引け後、2026年2月期前年比速報(8月度)を発表した。既存店売上高が前年同月比3.6%減と3カ月ぶりに前年実績を下回った。客数も同5.3%減となるなか、客単価は同1.8%増となった。夏物衣料の売上高が前年を下回ったものの、大型育児用品や粉ミルク、服飾雑貨の売上高は好調に推移。既存店、新店、インターネット販売を合計した全店売上高は同1.2%増となった。ただ、既存店売上の鈍化を受けてネガティブな動きが優勢となっている。
カネミツ<7208>:995円(+88円)
急伸。前日大引け後、配当予想の修正(記念配当)を発表した。2026年3月期の期末配当予想について普通配当の16円に上場20周年の記念配当5円を上乗せし、合計21円にすると発表した。中間配当とあわせて、年間36円50銭(前期30円)になる見込み。リリースを受けて買い優勢の展開となっている。
エアトリ<6191>:1012円(-30円)
大幅反落。前日大引け後、株主優待制度(エアトリ・プレミアム優待倶楽部)の廃止を発表した。2025 年9月 30日を基準日とする株主優待は実施しない。同社では中長期成長戦略「エアトリ 5000」を公表、連結取扱高5000億円の達成、その過程での連結取扱高1500億円、3000億円、連結営業利益50億円、100 億円の達成を数値目標に掲げている。同中計はコロナ禍を経た2022年9月期決算にて骨子を発表しているが、その後約 3 期が経過する中で、今後、中長期成長戦略の更新も考えているという。その中で、同時に株主還元拡充を目指していくようだ。
シンプレクスHD<4373>:4615円(+30円)
反発。前日大引け後、同社が提供するステーブルコイン発行・償還システムとweb3向けの高性能なソリューション導入を支援する米Ava Labsが提供するブロックチェーンインフラサービスを組み合わせ、金融サービス水準の可用性と低レイテンシの実現に向けた実証実験を実施したと発表した。今後も両社はステーブルコインの社会実装に向けて実証を推進していくようだ。
トビラシステムズ<4441>:1273円(+46円)
大幅反発。前日大引け後、株主優待制度を新設すると発表した。毎年10月31日に100株(1単元)以上を保有する株主を対象とし、迷惑電話・迷惑SMS対策アプリ「トビラフォンモバイル」(通常年額税込2400円)を1年間無料利用できる優待を実施する。株主からの支援に感謝するとともに、同社事業への理解を一層深めもらい、長期的に株式を保有してもらうことが目的となっている。
アクリート<4395>:1078円 カ -
ストップ高買い気配。Forward Edge-AI,Inc.との資本業務提携(出資)に向けた基本合意を発表した。Forward Edge-AIは、米国を拠点とした先端的な量子暗号通信技術の分野においてグローバルに事業展開を進める企業で、公共の安全と国家安全保障のための人工知能を開発している。同社は資本業務提携を行いソリューション事業の一環としてセキュリティ分野への本格参入を図り、Forward EdgeAIと協力して安心・安全・正確な情報の提供者となることを目指すとしている。
トラースOP<6696>:530円(+5円)
反発。アクスト東日本の全株式の取得(子会社化)を発表した。アクスト東日本が構築してきた延べ1,500社に及ぶ幅広い顧客ネットワークの活用が可能となり、その顧客基盤に対する深耕営業により、同社が長年培ってきたIoT技術とアクスト東日本が提供する呼び出しチャイム製品群の新たな活用可能性との掛け合わせに加え、同社が展開する幅広いIoT製品及びサービスとのクロスセルを実施していくことで、顧客ごとの個別ニーズや現場課題に応じた最適なIoTソリューションの提供が可能となるとしている。
FRONTEO<2158>:857円(+56円)
大幅続伸。東京証券取引所(東証)が22日売買分から信用取引の臨時措置を解除した。規制は信用取引による新規の売付け及び買付けに係る委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)としていた。日本証券金融(日証金)も貸借担保金率30%としていた増担保金徴収措置を解除した。
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