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FiscoNews

【注目トピックス 日本株】Jオイル Research Memo(4):強みは素材、技術力、顧客接点

*11:04JST Jオイル Research Memo(4):強みは素材、技術力、顧客接点
■J-オイルミルズ<2613>の事業概要

4. 同社の強み
同社の強みの源泉は、統合した3社がそれぞれに持っていた強みとそのシナジーにある。もともと味の素製油は油脂のおいしさ研究や「AJINOMOTO(R)」ブランドによる家庭用市場での高い認知度に強みがあり、ホーネンコーポレーションは原料を使い切る取り組みや業務用市場での強固な営業基盤、吉原製油は油種のバラエティや顧客に対する課題解決力に強みがあった。こうした三者三様の強みを掛け算することで、第五期中期経営計画では、3社の販路を合わせた広範な範囲をカバーする商品カテゴリーを確立したほか、味の素グループの営業力、業務用商品の展開力、業務用ノウハウの家庭用への移植、必要であれば他社の素材や商品を利用するフレキシビリティなどのシナジーを生み、高付加価値品の開発や販売につながった。さらに、3社が統合から融合へとステージを引き上げた第六期中期経営計画では、1つの企業として、コンビニや外食から日本全国の一般飲食店まで幅広い顧客の多様な調理課題に対し、ニーズにきめ細やかに対応する人財力やソリューション力という強みを発揮し、提供価値を最大化できるようになった。具体的には、あぶらやスターチなど様々な素材を要素技術と組み合わせることで、揚げ物の食感向上やできたての風味維持・付与、長持ち機能といったアプリケーションを開発している。さらに、こうしたアプリケーションを顧客に直接提案するため、「おいしさデザイン(R)」を実現する活動拠点である複合型プレゼンテーション施設「おいしさデザイン工房(R)」のテストキッチンで、消費動向や生活様式の変化を背景とする様々なニーズに最適なソリューションを顧客とともに作り上げている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田 仁光)

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