*16:46JST 東証グロ－ス指数は大幅に3日続落、終日売り優勢
東証グロース市場指数 990.65 -21.42／出来高 4億1171万株／売買代金 2006億円東証グロース市場250指数 757.48 -17.00／出来高 1億4937万株／売買代金 1339億円
本日のグロース市場は、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数はそろって大幅に3日続落。値下がり銘柄数は465、値上がり銘柄数は117、変わらずは24。
前日2日の米株式市場でダウ平均は続落。連邦控訴裁判所によるトランプ政権の関税措置を無効とする判断を受け不透明感が強まったほか、8月ISM製造業景況指数も予想を下回り景気減速を警戒した売りにも拍車がかかった。長期金利の上昇でハイテクも売られ、相場の重しとなった。
今日のグロ－ス市場は下落幅を広げる展開となった。グロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は2.00％安となった。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、海外市場で米長期金利が上昇したことが新興市場で投資家心理を慎重にさせた。さらに、石破首相の進退や総裁選前倒しを巡り先行き不透明感が意識され、買い手控え要因となった。一方、東証グロース市場指数は昨日段階で1008pt台に位置する25日移動平均線近辺が下値支持帯となり、ここからの短期的な下値余地は大きくないとの見方もあったが、今日は25日線をあっさり割り込み、売りが加速。売り圧力は強く、東証グロース市場の売買高は4億株を超えた。
個別では、証券取引等監視委が3486万円の課徴金納付命令を勧告したアルファクス＜3814＞、75日線を割り込み手仕舞い売りが加速したエフ・コード＜9211＞、前日に75日線を下抜け本日は200日線を割り込み見切り売りも出たジェリビンズ＜3070＞、手仕舞い売りが続いたAppBank＜6177＞が下げた。時価総額上位銘柄では、トライアル＜141A＞やタイミー＜215A＞が下落。値下がり率上位には、イタミアート＜168A＞、GVATECH
＜298A＞などが顔を出した。
一方、発行済株式数の3.03％上限の自社株買いと株主優待制度の変更を発表したAIAI＜6557＞、ハウスドゥ住宅販売と業務提携したと発表したジンジブ＜142A＞、8月の売上高が36.9％増と7月の25.8％増から伸び率が拡大したユニネク＜3566＞、引き続き中国での「Kubota Glass」の販売特約店契約が手掛かりとなった窪田製薬HD＜4596＞
が上げた。時価総額上位銘柄では、弁護士コム＜6027＞やLAホールディングス＜2986＞
が上昇。値上がり率上位には、データセク＜3905＞、インテM＜7072＞などが顔を出した。
[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]
・値上がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 4596|窪田製薬ＨＤ | 93| 13| 16.25|
2| 3905|データセク | 2836| 257| 9.97|
3| 7072|インテＭ | 1630| 130| 8.67|
4| 7776|セルシード | 505| 35| 7.45|
5| 142A|ジンジブ | 898| 58| 6.90|
6| 6039|動物高度医療 | 4650| 280| 6.41|
7| 6557|ＡＩＡＩ | 1548| 91| 6.25|
8| 189A|Ｄ＆Ｍカンパニー | 1005| 57| 6.01|
9| 4495|アイキューブド | 2403| 129| 5.67|
10| 3908|コラボス | 420| 21| 5.26|
・値下がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 3814|アルファクス | 148| -77| -34.22|
2| 3070|ジェリービーンズＧ | 134| -50| -27.17|
3| 168A|イタミアート | 1189| -196| -14.15|
4| 298A|ＧＶＡＴＥＣＨ | 703| -115| -14.06|
5| 7138|ＴＯＲＩＣＯ | 364| -49| -11.86|
6| 4833|Ｄｅｆｃｏｎ | 341| -45| -11.66|
7| 288A|ラクサス | 177| -22| -11.06|
8| 9211|エフ・コード | 2120| -239| -10.13|
9| 6177|ＡｐｐＢａｎｋ | 231| -24| -9.41|
10| 264A|Ｓｃｈｏｏ | 781| -77| -8.97|
＜SK＞
