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【注目トピックス 市況・概況】後場に注目すべき3つのポイント~石破氏辞意表明受けて新政権誕生に期待する動き

*12:37JST 後場に注目すべき3つのポイント~石破氏辞意表明受けて新政権誕生に期待する動き
8日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・日経平均は大幅続伸、石破氏辞意表明受けて新政権誕生に期待する動き
・ドル・円は伸び悩み、政局にらみ
・値上り寄与トップはアドバンテス<6857>、同2位はソフトバンクG<9984>

■日経平均は大幅続伸、石破氏辞意表明受けて新政権誕生に期待する動き

日経平均は大幅続伸。611.79円高の43630.54円(出来高概算10億4978万株)で前場の取引を終えている。

5日の米国株式市場は下落した。ダウ平均は220.43ドル安の45400.86ドル、ナスダックは7.31ポイント安の21700.39で取引を終了した。雇用統計を受け早期利下げ期待が強まり、寄り付き後、上昇。同時に、予想を大幅に下回った結果で、景気後退入りを警戒した売りに押され、相場は下落に転じた。終日売り買いが交錯し、終盤にかけて下げ幅を縮小し、終了。

米株式市場の動向を横目に、8日の日経平均は432.32円高の43451.07円と続伸して取引を開始した。午前中は買いが先行し、7日に石破首相が辞任表明したことで、財政拡張派の新政権誕生に期待する動きが強まった。政治の混乱で日銀が利上げに一段と慎重になるとの見方もあり、円安により輸出企業の業績が改善するとの期待も広がった。需給面では外部からの買い圧力が依然として強く、結果的に前場は堅調な値動きで推移した。

個別では、アドバンテ<6857>、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、TDK<6762>、ソニーG<6758>、リクルートHD<6098>、任天堂<7974>、ファナック<6954>、中外薬<4519>、住友不<8830>、大塚HD<4578>、日東電<6988>、味の素<2802>、ソシオネクスト<6526>などの銘柄が上昇。

一方、コナミG<9766>、ディスコ<6146>、アサヒ<2502>、トヨタ<7203>、良品計画<7453>、SMC<6273>、ミネベア<6479>、ホンダ<7267>、住友ファーマ<4506>、キーエンス<6861>、アルプスアル<6770>、富士電機<6504>、東ガス<9531>、丸井G<8252>、三井住友<8316>などの銘柄が下落。

業種別では、不動産業や電気機器、サービス業、情報・通信業、医薬品業など多くのセクターが上昇した。一方で銀行業のみ下落した。

後場の日経平均株価は、プラス圏での推移を継続しそうだ。引き続き次期政権で財政拡張的な政策が進みやすくなるとの思惑が投資家心理にポジティブに働こう。ただ、前場に43800円台に到達して以降、上値の重い展開となっている。高値圏では主力株に利益確定売りが出ており、来週は日米の中央銀行の金融政策決定会合を控えるなか、後場での一段高の動きには期待しづらく、高値圏での横ばい推移を想定しておきたい。

■ドル・円は伸び悩み、政局にらみ

8日午前の東京市場でドル・円は伸び悩み。石破首相の辞任表明を受け日本の財政悪化を懸念した円売りが先行し、窓を空けて寄り付いた。ただ、147円92銭から148円57銭まで上昇後は上値が重い。日本の政局が不透明となり、行方をにらむ展開となった。

ここまでの取引レンジは、ドル・円は147円92銭から148円57銭、ユ-ロ・円は173円31銭から173円90銭、ユ-ロ・ドルは1.1703ドルから1.1720ドル。

■後場のチェック銘柄

・情報戦略テクノロジー<155A>、Institution for a Global Socie<4265>など、9銘柄がストップ高

※一時ストップ高(気配値)を含みます

・値上り寄与トップはアドバンテス<6857>、同2位はソフトバンクG<9984>

■経済指標・要人発言

【経済指標】

・日・4-6月期国内総生産改定値:前期比年率+2.2%(予想:+1.0%、速報値:+1.0%)
・日・7月経常収支:+2兆6843億円(6月:+1兆3482億円)

【要人発言】

・内閣府
「個人消費、外食等サービスが上方」
「民間在庫、原材料・仕掛品在庫が上方修正」

<国内>
・特になし

<海外>
・時間未定 中国・8月貿易収支(予想:+974.4億ドル)
・15:00 独・7月鉱工業生産(6月:前月比-1.9%)

<CS>

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