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FiscoNews

【注目トピックス 外国株】8日の香港市場概況:ハンセン指数は続伸、早期の米利下げ観測などを好感

*19:47JST 8日の香港市場概況:ハンセン指数は続伸、早期の米利下げ観測などを好感
8日の香港市場は続伸、主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比215.93ポイント(0.85%)高の25633.91ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が64.44ポイント(0.71%)高の9121.66ポイントと続伸した。売買代金は2860億4320万香港ドル(約5兆4348億円)となった米国の早期利下げ期待が香港相場を下支えした。

米国の早期利下げ観測が高まり、金融環境の改善期待が広がったことが相場を押し上げた。特に、時価総額の大きいインターネット関連株に買いが集まり、指数をけん引した。一方で、中国経済の先行き不透明感や一部業種での利益確定売りは上値を抑える要因となった。結局、市場は政策期待を背景に底堅さを維持し、主要株主導で堅調に推移した。

ハンセン指数の構成銘柄では、インターネット大手や医薬品関連が堅調な値動きを示した。百度(09888/HK)が9.5%高、アリババ(09988/HK)が4.2%高、網易(09999/HK)が4.4%高と大幅高を演じた。自社技術開発や生成AI関連の発表を受けて投資家の買いが集まり、業種全体を押し上げた。加えて、薬明生物技術(02269/HK)が5.5%高や翰森製薬(03692/HK)が3.0%高も堅調で、医薬品関連への物色が強まったことが市場全体の上昇を後押しした。

一方、情報技術関連の下げが目立った。レノボ・グループ(00992/HK)が3.0%安、快手科技(01024/HK)が3.5%安、美団(03690/HK)が1.0%安となり、業界全体に調整色が広がった。米国ハイテク株の不安定な動きが投資家心理に影響し、香港市場でもネット関連や電子機器関連への利益確定売りが強まった。特にバリュエーションの高い大型株に対する警戒感が意識され、指数の上値を抑制する要因となった。

本土市場も続伸。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.38%高の3826.84ポイントで取引を終了した。消費関連や医薬、発電、インフラ関連などが買われたほか、不動産も高い。半面、ハイテクや金融の一角は売られた。

<AK>

fisco

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