*09:11JST 日経平均は143円安、寄り後はもみ合い
日経平均は143円安(9時10分現在)。今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、外為市場で1ドル=146円30銭台と、昨日15時30分頃と比べ50銭ほど円高・ドル安に振れたことが東京市場で輸出株などの買い手控え要因となった。さらに、日経平均は昨日までの4日続伸で1400円を超す上げとなったことから、短期的な利益確定売りが出やすかった。加えて、日本時間の明日未明に米国でFOMCの結果発表、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見が予定されているほか、18日・19日には日銀金融政策決定会合が開かれるなど金融イベントが続くことから、これらの結果を見極めたいとして積極的な買いを手控える向きもあった。一方、昨日の米株式市場で主要3指数は下落したが、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が9日続伸となったことが東京市場で半導体関連株などの株価の支えとなった。また、米中通商交渉の進展や日本の新政権への期待感が引き続き株価支援要因となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。寄り後、日経平均はもみ合いとなっている。
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