*06:59JST NY債券:米長期債相場は弱含み、調整的な売りが入る
19日の米国長期債相場は弱含み。報道によると、米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は寄稿文で、「6月時点では今年は0.25ptの利下げを2回実施すれば十分だと考えていたが、労働需要の弱まりを考慮して年内2回の追加利下げを行うことが適切」との見解を示した。米国債市場では年内2回の追加利下げが実施されることを高い確率で想定しているが、インフレの持続も警戒されている。このため、19日の取引では調整的な売りがやや優勢となった。イールドカーブはスティープニング気配。
CMEのFedWatchツールによると、19日時点で10月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が3.75-4.00%となる確率は92%程度。12月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が3.50-3.75%となる確率は81%程度。10年債利回りは4.108%近辺で取引を開始し、4.106%近辺まで低下した後、4.143%近辺まで上昇し、取引終了時点にかけて4.131%近辺で推移。
イールドカーブは若干のスティープニング。2年-10年は56.20bp近辺、2-30年は117.60bp近辺で引けた。2年債利回りは3.57%(前日比:+1bp)、10年債利回りは4.13%(前日比+3bp)、30年債利回りは、4.75%(前日比:+3bp)で取引を終えた。
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