*05:35JST NY株式:NYダウは88ドル安、高値警戒感
米国株式市場は反落。ダウ平均は88.76ドル安の46292.78ドル、ナスダックは215.51ポイント安の22573.47で取引を終了した。
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長講演待ちで寄り付き後、まちまち。金利の低下を好感しダウは一段高となった。その後、トランプ大統領が民主党指導者との会談をキャンセルしたため政府機関閉鎖懸念が強まったほか、パウエル議長が労働市場とインフレ両方のリスクを認め政策判断で困難な状況に直面していることを明らかにしたため下落に転じた。ナスダックはハイテクの下落に押され終日軟調。パウエル議長が「株価は相当高い」などの発言もあり、高値警戒感に終盤にかけ一段安となり、終了。セクター別ではエネルギーが上昇した一方、小売が下落した。
航空機メーカーのボーイング(BA)は 中国やトルコと大口契約で合意に近いとの報道に加え、ウズベキスタン航空と787型機最大22機受注する契約を結んだと発表し、買われた。ソフトウエア会社のパランティア・テクノロジーズ(PLTR)はボーイングが防衛、宇宙部門での人工知能(AI)技術導入拡大において、同社と提携すると発表し上昇。
暗号資産や株などのオンライン取引プラットフォームを提供するロビンフッド・マーケッツ(HOOD)はアナリストの目標株価引き上げで上昇。エネルギーインフラ会社のセンプラ(SRE)は投資会社KKRとカナダ年金制度投資委員会の関連会社に100億ドルで売却することで合意したとの報道で上昇。自動車部品メーカーのオートゾーン(AZO)は四半期決算で5四半期連続で収益が予想を下回ったほか、在庫の増加などが嫌気され、下落した。
半導体のマイクロン・テクノロジー(MU)は取引終了後に四半期決算を発表。AI需要が売り上げを増やすと強い見通しが好感され、上昇した。
(Horiko Capital Management LLC)
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