*06:57JST NY債券:米長期債相場はもみ合い、8月コアPCE価格指数は市場予想と一致
26日の米国長期債相場はもみ合い。米商務省がこの日発表した8月個人消費支出(PCE)価格指数は前年比+2.7%、同コア指数は前年比+2.9%と市場予想と一致した。インフレは加速しているものの、消費支出は底堅く推移していることが確認された。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は利下げを急ぎすぎればインフレが再び急上昇するリスクがあるとの見方を維持しているが、年内2回の追加利下げが実施される確率は若干上昇。イールドカーブはスティープニング気配。
CMEのFedWatchツールによると、26日時点で10月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が3.75-4.00%となる確率は90%程度。12月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が3.50-3.75%となる確率は67%程度。10年債利回りは4.166%近辺で取引を開始し、4.150%近辺まで低下した後、4.195%近辺まで上昇し、取引終了時点にかけて4.174%近辺で推移。
イールドカーブはスティープニング気配で推移。2年-10年は53.50bp近辺、2-30年は110.70bp近辺で引けた。2年債利回りは3.64%(前日比:-2bp)、10年債利回りは4.17%(前日比+0bp)、30年債利回りは、4.75%(前日比:0bp)で取引を終えた。
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