*05:49JST NY株式:NYダウは238ドル高、根強い利下げ期待が支える
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は238.56ドル高の46758.28ドル、ナスダックは63.54ポイント安の22780.51で取引を終了した。
政府機関閉鎖問題が短期に決着がつくとの楽観的な見方に寄り付き後、上昇。ダウは引き続き利下げ期待が支え終日堅調に推移し、連日過去最高値を更新した。ナスダックは連邦準備制度理事会(FRB)高官の利下げに慎重な姿勢を受けた金利高を警戒し売りに転じ、まちまちで終了。セクター別ではヘルスケア機器・サービスが上昇した一方、自動車・自動車部品が下落した。
携帯端末のアップル(AAPL)は新型アイフォーンの売り上げを巡り「楽観視され過ぎ」と一部アナリストが投資判断を引き下げたが、期待感が根強く買われた。磁石の製造USAレアアース(USAR)はTVインタビューで最高経営責任者(CEO)がトランプ政権との交渉を明らかにしたため政府との契約期待に、上昇。半導体のアプライド・マテリアルズ(AMAT)は新たな中国向け輸出規制強化が第4四半期の収益に影響すると警告し、下落した。
カジノ運営のウィン・リゾーツ(WYNN)、MGMリゾーツ・インターナショナル(MGM)、ラスベガス・サンズ(LVS)は中国のゴールデンウィーク中の客足が想定を下回るとのアナリストのリサーチを受け、それぞれ下落。ソフトウエア会社のパランティア(PLTR)はanduril industriesと開発した戦場通信ネットワークにセキュリティの問題があるとの報道が嫌気され、下落。
シカゴ連銀のグールズビー総裁は、FRBの2つの責務達成で両方にリスクがあると指摘。データでは「労働市場は依然安定している」との見解を示した。同総裁は本年連邦公開市場委員会(FOMC)の投票権を有する。
(Horiko Capital Management LLC)
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