*09:12JST 日経平均は556円高、寄り後は上げ幅拡大
日経平均は556円高(9時10分現在)。今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均は7日ぶりに小幅に反落したが、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数や主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。中でも、SOX指数が2.89%上昇しており、東京市場で半導体関連株などの株価支援要因となった。また、円相場が1ドル=150円40銭台と引き続き円安・ドル高水準で推移していることが東京市場で安心感となった。さらに、高市自民党新総裁の政策への期待感も継続した。一方、日経平均は昨日までの3日続伸で3400円上昇し、高値警戒感が強まっており、短期的な利益確定売りが出やすかった。また、昨日の海外市場で米長期金利が強含みで推移したことが東京市場の株価の重しとなった。さらに、自民党新総裁は決定したが、次期政権の枠組みなど当面の政治の不透明感が指摘されており、投資家心理を慎重にさせたが、寄付き段階では買いが優勢だった。寄り後、日経平均は上げ幅を拡大している。
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