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【注目トピックス 日本株】株式会社アズ企画設計×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(7)

*11:37JST 株式会社アズ企画設計×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(7)
アズ企画設計<3490>

●DAIBOUCHOU
なるほど、よく分かりました。ありがとうございます。
では最後に質問ですが、御社は2025年7月に株主優待制度を大幅に拡充されました。株主還元の一環として、この優待拡充に込められた狙いや背景について教えていただけますでしょうか。また、多くの個人投資家層にアピールするうえで、どのような効果を期待されていますか。

■アズ企画設計 松本様
はい。こちらについては、将来的にDAIBOUCHOUさんからもアドバイスをいただきたいと思っております。弊社はまだ中小企業ですので、内部留保を確保しながら、昨年配当を開始しました。ただ、株式の出来高が少ないという課題がありましたので、それを改善するために株主優待を導入し、今回大幅に拡充したという経緯です。
具体的には、直近の株価を基に総合利回りを算定すると、一定の株数を保有いただくことで、3.84〜4.54%の利回り水準になります。優待によって株主数や出来高を増やし、個人投資家の皆様に関心を持っていただくことを狙っています。最終的には、株主の皆様が弊社の成長性を評価してくださることが一番の目的であり、そこにつなげていきたいと考えています。
そこをきちんとアピールしつつも、弊社は大企業ではありませんので、多くの還元を行うことはまだ難しい状況です。ただし、成長性を訴求しながら最低限の株主還元を実施し、出来高を増やして株主数を拡大することを重視しています。そして、できれば株主の皆様には長期で保有していただきたいという願いを込めて、今回の優待拡充を行いました。

●DAIBOUCHOU
なるほど。確かに今回の利回りはインパクトがありますね。特に面白いのは、100株よりも300株の方が利回りを高く設計されている点です。優待投資家の視点からすると「300株買いたくなる」仕組みになっており、金額的にも80万円程度で、個人投資家が比較的手を出しやすい水準だと思います。
まずは優待をきっかけに時価総額や出来高を増やし、そこから成長性を背景に株価を高めていく。結果的に一定の水準に達すれば、次は機関投資家が業績や成長性を評価して参入し、さらに株価を押し上げるという流れも期待できますね。

■アズ企画設計 松本様
まさに、DAIBOUCHOUさんがおっしゃったようなステージに、弊社をなんとか持っていきたいと考えています。

●DAIBOUCHOU
そうですね。現段階では個人投資家が株主の中心になりますので、優待制度は大きな武器だと思います。さらに、御社の制度には「半年以上の継続保有」という条件があるため、クロス取引による一時的な取得ができず、本当の長期保有株主の獲得につながります。また、年2回に分けて実施される点も、権利落ち後の株価下落を和らげる工夫として評価できます。

■アズ企画設計 松本様
そうですか。ありがとうございます。

●DAIBOUCHOU
そうですね。優待が年1回だと金額が大きくなり、その分だけ権利落ち後に株価が大きく下がることがあります。そうすると投資家が驚いて不安になることもあると思います。
また、最近ではQUOカードではなくデジタルギフト(QRコードや専用コードを利用)を採用する企業も増えています。QUOカードの場合は郵送で送られるため、受け取っても気づかずに捨ててしまう人もいるようです。その点、デジタルギフトなら使われなかった分は企業側に戻るため、コスト面で有利になる可能性もあります。

■アズ企画設計 松本様
なるほど。ちょっと勉強してみます。

●DAIBOUCHOU
はい。もちろんQUOカードにも良さがあります。ただ、例えば3万円分となると使い切るのが難しいケースもあるかもしれません。利用できる店舗はマツモトキヨシなど限られています。男性の投資家は、マツモトキヨシで3万円使い切るのは難しいかもしれません。また、コンビニにはあまり行かないという方もいらっしゃいます。そう考えると、デジタルギフトの方が利便性が高いと感じられる投資家も多いかもしれませんね。

■アズ企画設計 松本様
なるべく皆さんが喜んでくれる汎用性の高いものにしたいですね。

●DAIBOUCHOU
そうですね。株主優待が金券であること自体は投資家にとって魅力的だと思います。モノによっては額面よりも実際の価値が低く感じられてしまうケースもありますので。デジタルギフトであれば交換先が多く、Amazonギフト券や楽天ポイントなど、ネットで使いやすいポイントに交換できるので消費しやすいと感じます。もちろん、QUOカードを好む投資家もいらっしゃいますので一概には言えませんが、私は個人的にデジタルギフトの方が便利だと感じています。

■アズ企画設計 松本様
なるほど。そこは知識がなかったので、今後の課題として勉強してみます。ありがとうございます。

●DAIBOUCHOU
はい。本日はありがとうございました。今後の御社の成長に注目させていただきます。

■アズ企画設計 松本様
本日はどうもありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

■終わりのあいさつ

▲フィスコ 高井
松本様、DAIBOUCHOU様、本日はありがとうございました。
最後に、松本様とDAIBOUCHOU様からごあいさつをいただきたいと思います。
それでは、まず松本様、お願いいたします。

■アズ企画設計 松本様
本日は投資家のDAIBOUCHOUさんと有意義な交流をさせていただきました。最後にはデジタルギフトといった新しい視点もご教示いただき、大変勉強になりました。今後も仕事に一層励み、投資家の皆さま、そしてDAIBOUCHOUさんとも引き続き交流を重ねていければと思っております。本日はご清聴ありがとうございました。

▲フィスコ 高井
ありがとうございます。
DAIBOUCHOU様、本日の対談はいかがでしたでしょうか。

●DAIBOUCHOU
はい、そうですね。今年は特に不動産株が堅調に推移しており、アズ企画設計さんも、中古再販ビジネスは新築や建て替えがコスト高で進みにくい状況のなか、非常に注目できる分野だと思います。さらに、小口化事業についても、既に個人富裕層のお客様を抱えていらっしゃる強みを活かし、今後も拡大が期待できると感じました。
業績成長への期待はもちろんですが、まずは300株の株主優待を享受するという観点からも、個人投資家にとって魅力的で面白い投資になるのではないかと思います。
本日は不動産市況や御社の事業戦略について大変勉強になりました。貴重なお話をいただき、誠にありがとうございました。

▲フィスコ 高井
ありがとうございました。
これにて対談は終了とさせていただきます。
皆様、ご視聴いただき誠にありがとうございました。

<KM>

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