*14:38JST NSW---台湾でスマート農業向け自律走行ロボット実証実験を開始
NSW<9739>は14日、台湾の工業技術研究院(ITRI)と共同で、2025年11月19日に台湾においてスマート農業向け自律走行ロボットの実証実験を実施すると発表した。
本取り組みは、2024年10月にITRIとの間で締結した協業に向けた覚書(MoU)に基づくもので、両社はロボット車体の製作、ナビゲーションシステムの開発、全体のソフトウエアの開発に注力し、それぞれの強みを活かしたスマート農業向け自律走行ロボットの開発に取り組んできた。
2025年7月には青森県にて温室内での実証実験を行い、ロボットが自律走行による薬剤(肥料)散布や環境モニタリングを行えることを確認。耐候性や安定性についても確認し、省力化や農作業の効率化に資する成果を得た。
11月の台湾での実証では、異なる気候・作物条件下での試験を通じてシステム設計の最適化を進め、国を跨いだデータフィードバックによりロボット実用化の加速を図る。
今回の協業は、NSWの農業デジタル化推進力とITRIのハードウェア開発力を結集したものであり、今後はAI活用も視野に入れたスマート農業モデルの構築とアジアの農業のスマート化と持続可能な発展に新たな推進力をもたらすことが期待される。
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