*18:42JST 20日の中国本土市場概況:中国本土市場は強含み
20日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前営業日比24.14ポイント(0.63%)高の3863.89ポイントと反発。米中は首脳会談に向け通商上の規制を巡って交渉が続いているが、関係改善に向けた動きも見え始めている。10月末に開かれるAPEC(アジア太平洋経済協力会議)にあわせて米中首脳会談が開かれる見通しとなったことが好感されたようだ。
また、中国共産党は10月20-23日に第20期中央委員会第4回全体会議(4中全会)を開き、来年から始まる第15次5カ年計画(2026-30年)について議論する予定。本日公表された中国の経済指標では、7-9月期国内総生産(GDP)成長率が前年同期比+4.8%で市場予想をやや上回った。同時発表の9月鉱工業生産は市場予想を上回ったが、9月小売売上高は前月実績を下回った。
業種別では、ハイテクがしっかり。杭州士蘭微電子(600460/SH)が8.7%高、北京兆易創新科技(603986/SH)が3.5%高。また、エネルギー株もしっかりとなり、中国中煤能源(601898/SH)と洲際油気(600759/SH)が3.0%高。ただ、産金やレアアース・非鉄の銘柄はさえない。赤峰黄金(600988/SH)は6.8%安、山東黄金(600547/SH)は6.3%安。
なお、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.05ポイント(0.02%)安の259.91ポイント、深センB株指数が3.62ポイント(0.27%)高の1341.54ポイントで取引を終了した。
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