*18:17JST 22日の香港市場概況:ハンセン指数は軟調推移
10月22日の香港市場は、主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比245.78ポイント(0.94%)安の25781.77ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が78.88ポイント(0.85%)安の9223.78ポイントと反落。売買代金は2646億5690万香港ドル。
米中関係を巡る不透明感が払しょくされていないため、売りが優勢となった。中国政府の経済政策への期待は持続しており、中国本土における金融緩和の思惑が浮上しているものの、売りの勢いが勝ったようだ。ハンセン指数の構成銘柄88で上昇は20、下落は66、変わらずは2で売りが優勢だった。
ハンセン指数の構成銘柄では、宝飾小売チェーン大手の周大福珠宝(1929/HK)が5.7%安、医薬品メーカーの石薬集団(1093/HK)が5.2%安、中国オンラインゲーム大手の網易(ネットイース:9999/HK)が4.4%安。
セクター別では、金相場の下落を受けて金鉱が安い。霊宝黄金(3330/HK)が4.7%安、山東黄金鉱業(1787/HK)が2.6%安。医療サービスや医療機器の銘柄群もさえない。京東健康(6618/HK)が3.7%安、平安健康医療科技(1833/HK)が2.9%安。一方、中国不動産セクターの一角はしっかり。雅居楽集団HD(3383/HK)が6.3%高、合景泰富地産HD(1813/HK)は3.9%高。他の個別株動向では、キャラクター商品「ラブブ」などを擁するフィギュア・玩具の泡泡瑪特国際集団(ポップ・マート:9992/HK)が2.4%高となっている。
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