*07:58JST 今日の為替市場ポイント:日銀金利据え置き予想で円売りが強まる可能性
29日のドル・円は、東京市場では151円54銭から152円54銭まで反発。欧米市場では151円87銭まで売られた後、153円06銭まで反発し、152円72銭で取引終了。本日30日のドル・円は主に153円を挟んだ水準で推移か。日本銀行の金利据え置きが予想されており、リスク選好的な円売りが強まる可能性がある。
米連邦公開市場委員会(FOMC)は28-29日に開催した会合で、主要政策金利を0.25ポイント引き下げ、3.75-4.00%とすることを賛成多数で決定した。1名は0.5ptの金利引き下げを主張したが、1名が金利据え置きを主張した。今回の利下げは労働市場を支えるための行動であったとみられる。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は会合終了後に行われた会見で「12月の追加利下げを当然のこととして想定すべきではない」との見方を伝えており、この発言を受けて米国債利回りは全般的に上昇した。12月以降、利下げ休止となるケースも想定されるため、リスク回避的な米ドル売り・円買いは目先的に縮小する可能性がある。
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