今週のドル円はどう動く?
投資情報会社・フィスコが12月1日~12月5日のドル円相場の見通しを解説する。
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今週のドル円は下げ渋りか。米連邦公開市場委員会(FOMC)を翌週に控え、追加利下げを織り込む展開。ただ、米経済指標が改善すれば来年以降の緩和に慎重な見方が広がり、ドル売りは限定的となろう。米連邦準備制度理事会(FRB)は12月9-10日開催のFOMCで、0.25ptの追加利下げに踏み切ると予想されている。ただ、米政府機関の閉鎖で延期されていた重要経済指標の発表が相次ぎ、為替相場を左右しそうだ。市場予想を上回る指標が多かった場合、来年以降の一段の緩和に否定的な見方が広がり、ドルは売りづらい面もあろう。
一方、日本銀行は12月18-19日の金融政策決定会合で、追加利上げに踏み切るとの見方が浮上している。7-9月期の日本経済はマイナス成長に陥ったが、インフレ指標は目標を上回っている。高市政権の積極財政を背景に米ドル高円安に振れやすい反面、日銀による追加利上げをにらんでリスク選好的な円売りはある程度抑制される可能性がある。
【米11月ISM製造業景況指数】(12月1日発表予定)
12月1日発表の11月ISM製造業景況指数は49.0と、前回48.7から小幅改善の見通し。ただ、節目の50を下回る状態が続き、強いドル買い要因にはなりにくい。
【米9月コアPCE価格指数】(12月5日発表予定)
12月5日発表の米9月コアPCE価格指数は前年比+2.8%と、8月実績を下回る可能性がある。市場予想と一致した場合、利下げ余地をにらみ、ドル売りの要因となろう。
