8億5000万円余りになるという志水氏の運用資産
5万円台の大台を超えた2025年に続き、幸先よく史上最高値を更新した日経平均株価だが、日銀の利上げや地政学リスクなど不透明感はぬぐえない。コロナショックを経て、「何が正解かわからない時代だからこそ、自分なりの投資の軸が必要」と痛感した“億り人”投資家の元ネットワークSE・志水雅己氏は、祖父から相続した株式の分析から「配当」と「国策」を重視した銘柄選定を軸にした個別株投資に舵を切り、大きく資産を増やすことに成功したという。そんな志水氏に独自の投資手法や“マイルール”を聞いた。
配当利回り「1%以上」で保有
「コロナショックの底と考えた2020年3月に、配当重視の銘柄として新たに購入したり、買い増ししたりした主な銘柄は、日立製作所、伊藤忠商事、丸紅、三井物産、第一三共、塩野義製薬、島津製作所などです。コロナショックで世界中の中央銀行が“事実上”も含めて金利をゼロにし、世界的にデフレの状態でしたが、それらの企業はちゃんと配当を出していました」(以下「」内は志水氏のコメント)
配当重視ではあるが、単純に配当利回りの数字だけで選んでいるわけではないという。
「例えば日立製作所の配当利回りは、2020年3月期には3.02%でしたが、ここ2年は1.29%、1.24%です。私は『配当利回り1%以上なら配当銘柄』と見ていいと考えています。なぜなら、配当利回りが特別に高くなくても、長い間その企業が成長し続けて、株価が上がり続ければ、トータルで手にする配当金は多くなるからです。配当利回りのランキングを見て8%、9%もある銘柄を物色する人もいますが、そうした銘柄はえてして株価自体があまり伸びない傾向があります。単純に目先の配当利回りだけを見るのは良くないと考えています」
今回特別に、現在「配当」目的で保有している銘柄の上位7つを明かしてくれた(括弧内は保有株数)。
