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投資
なごちょう式「2億稼いだ」投資術

《元手50万円から資産2億円超》名古屋の長期投資家(なごちょう)氏が伝授!これから株主還元が期待できる「キャッシュリッチ企業」の見つけ方

財務状態が健全な優良銘柄はどこにある?(写真:イメージマート)

財務状態が健全な優良銘柄はどこにある?(写真:イメージマート)

 株式投資で“億り人”に到達した人々はどのようなルールを自らに課しているのか。50万円を元手に株式資産2億円超を築いた兼業投資家・名古屋の長期投資家(なごちょう)氏は、「割安な優良銘柄」を見つけるためのルールをいくつも持っているという。今回は、そのルールの1つ、「財務状態が健全な銘柄を選ぶ」をクローズアップする。

 学生時代の1995年から株式投資を始め、数々の歴史的な暴落に遭遇しながらも“億り人”に到達したなごちょう氏。注目されていない割安株をどのようにして、いち早く発掘してきたのか。同氏が「値上がりが期待できる優良銘柄」を見分ける手法やルールを公開した話題の著書『2億稼げる なごちょう式 低リスク超分散株投資』(高橋書店)より一部抜粋・再構成して紹介する。

 * * *
「財務状態が健全」とは、資金繰りに無理がなく、借金が少なくつぶれにくいことを指します。

 特に「負債」が多い会社は、景気や所属する業界の環境が悪くなると配当を減らしたり、追加資金を調達するために株式を発行したりします。株式発行で総株数が増えると、1株当たりの利益が減ります(希薄化といいます)。そのため投資家から敬遠されて株価が下落し、最悪の場合、倒産するリスクもあります。

 一方、財務状態が健全な会社は、株価の下がるリスクが少ないだけでなく、増配や自社株買いで株価が上がりやすく、さらに設備投資やM&A(買収合併)など、経営戦略でも自由度が高くなることから、企業成長性の面でもプラスです。

名古屋の長期投資家・著『2億稼げる なごちょう式 低リスク超分散投資』(高橋書店)より

名古屋の長期投資家・著『2億稼げる なごちょう式 低リスク超分散投資』(高橋書店)より

自己資本比率は「業種」によって大きな差が出る数字

 企業の資産には、返す必要のないお金「自己資本」と、借入金や社債など返す必要のあるお金「他人資本(負債)」があります。負債が多いと株価の下落リスクが高まるので注意が必要です。

 私は、自己資本比率が50%以上なら、投資対象として問題がないと判断しています(決算が日本基準の場合。決算が国際会計基準「IFRS」採用の企業は、個別の内容に大きな差があり、記述が日本基準より省略されるので、有価証券報告書などほかの資料も見て、総合的に判断します)。

 自己資本比率は「業種」によって大きな差が出る数字です。たとえば、銀行は「預金」という巨額な負債があり、信販会社は巨額な割賦売掛金、リース会社は巨額なリース債権やリース資産があります。そのため自己資本比率が50%を超えることはほぼなく、巨額の売掛金が計上される卸売業も低くなりがちです。これらの業種なら「50%を超えないから買わない」ことはありません。

 ちなみに、自己資本比率が80%を超えると、実質無借金で現金や投資有価証券や不動産などが豊富にある“お金の塊”のような会社であることが多いです(日本基準の場合)。

名古屋の長期投資家・著『2億稼げる なごちょう式 低リスク超分散投資』(高橋書店)より

名古屋の長期投資家・著『2億稼げる なごちょう式 低リスク超分散投資』(高橋書店)より

流動比率が200%以上の会社は「合格」

「流動比率」は、会社の短期的な支払い能力(=資金繰りの安定性)を示す指標です。具体的には、流動資産(1年以内に現金化できる資産)が、流動負債(1年以内に払うべき負債)の何%あるかで示します。

 流動比率が200%以上の会社は合格です。短期で資金繰りに行き詰まるリスクが低くなります。

 買いたい銘柄が200%未満のときは、私は貸借対照表をよく見るようにしています。流動資産の科目を1つひとつ調べ、そのなかにどれくらいの換金性がある資産があるかをチェックします。特に流動比率100%以下の銘柄は、資金繰りの不安がないか、資産の換金性をしっかり確認するようにしています。

名古屋の長期投資家・著『2億稼げる なごちょう式 低リスク超分散投資』(高橋書店)より

名古屋の長期投資家・著『2億稼げる なごちょう式 低リスク超分散投資』(高橋書店)より

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