『会社四季報』を年間4巻すべて通読
なお、企業情報がまとまった媒体として、東洋経済新報社の『会社四季報』を参考にしています。私は1年で発行される4巻すべてを通読します。そこまでできなくとも「投資に必要な情報が集まったカタログ」として非常に有用です。必要な項目を確認するだけで、「伸びる銘柄」との出会いに充分つながると考えています。
『会社四季報』の名前はご存じでも、実際には読んだことがない方も多いかもしれません。ここでは、私が『会社四季報』でチェックしているポイントをご紹介します。
【なごちょう式 『会社四季報』の読み方】
(1)特色・事業内容をざっと確認する
(2)業績に関する記述(記事)を読む
(3)株主欄をチェックする
(4)財務状況を確認する
(5)業績予想の見方を比較す
まず、「特色」と「業績」を確認します。記事欄を読むことで今後の成長余地があるかも確認できます。 次に「株主」の欄を見て、有名投資家やファンドの動きをチェックします。たとえば光通信系など、複数名義で株を保有する傾向のある投資会社が関与していれば、それだけ注目されている可能性があります。
続いて「財務情報」です。自己資本比率が50%以上(理想は70%以上)でネットキャッシュがあれば購入候補に入れ、次のステップに進みます。
最後に「業績予想」を確認します。『会社四季報』には、会社側の予想と独自の予想が併記されています。一般に企業の業績予想は控えめに書かれているケースが多く、それを独自予想が上回っていれば、外部から見ても成長の根拠があると考えられます。
なお、年間で1冊だけ購入するなら、3月決算が反映されている「夏号」がおすすめです。時間がない方は、自分のよく知っている業界だけを読むのも良いアプローチです。
* * *
現在も家業の文房具店を経営しながら、割安株投資を続けるなごちょう氏。同氏がいま注目しているのは、どのような銘柄なのか。関連記事『《元手50万円→資産2億円超のなごちょう氏が厳選した大化け期待3銘柄》世界トップシェアの半導体化学メーカーなど、話題の割安株投資家が「期待が膨らむ材料」を詳細解説』で具体的な銘柄を挙げ、詳しく解説している。
※名古屋の長期投資家・著『2億稼げる なごちょう式 低リスク超分散株投資』(高橋書店)を元に一部抜粋して再構成
【プロフィール】
名古屋の長期投資家(なごちょう)/学生時代の1995年12月から株式投資を開始。インカムゲインと配当の成長が期待できる割安株への長期投資が基本。投資銘柄の割安さが解消されるまで持ち続けるスタイルで、2026年1月現在、200銘柄以上を保有するという超分散投資。現在の株式資産は2億円超(2026年1月時点)。2025年の年間配当金合計は500万円を超えた。名証(名古屋証券取引所)上場銘柄を好み、年間に10社前後の株主総会に参加する。2025年11月に出版した初の著書『2億稼げる なごちょう式 低リスク超分散株投資』(高橋書店)が好評で2万3000部を突破。
Xアカウント:@Nagoya_Tyouki